社会人になって驚いたことのひとつ、社内の顔が分かっている間柄にも関わらずトイレをきれいに使えない女が多いということだった。私は数回転職をしているが、どこの職場でもそうだった。
男性トイレの状況は知りようが無いでここでは言及しない。これは女性トイレの話である。
2つペーパーホルダーがあるとして、どちらも使い切ったトイレットペーパーの芯だけであることは百歩譲って目を瞑ろう。
空の芯が2つ並んでいて取り替えないその神経も到底理解できないが、それ以上に信じがたい光景が度々ある。
水に浸っている部分であれば仕方ない。
しかし、空気にさらされている部分なのだからペーパーを何重にも巻けば素手で拭けるではないか。ましてや自分のうん〇なのだから、それくらい我慢できるだろう。そもそも恥ずかしくないのか?
まだ蓋が閉まっていなければ入る前にその個室を避けることができるのに、ご丁寧に便器の蓋を閉めている。…もしや恥ずかしいという感情があるから閉めているのか?
それならせめてもの救いではあるが、そうなると私は個室のドアを閉めてから気付くのだ。便器にこびりついたうん〇に。
そして考える。
「このままこの個室を出たら、私が“便器にうん〇を付けたまま平気な顔で出てきた女に”なってしまうのでは…?」
私は仕方なく自分が出る前に拭って出る。
なぜ母親でもないのに誰だか分からない社内のクソ女のうん〇を素手で拭っているのだろうか…。虚しい。虚しいにもほどがある。さらに私より給料が多い女のうん〇かもしれないと思うといたたまれない。
それにしても、「トイレは次の人のことを考えて使うもの」だと習わずに大人になってしまったのだろうか。それとも、トイレは誰かが掃除をしないとキレイにならないことを知らないのだろうか。それはとても可哀想なことではないか。そう考えると私は実にいい女に育った。お母さんありがとう。
男子トイレはもっとひどい 便器どころか洋式便器の便座に付いている 便座に靴跡がついてることも多い 洋式を和式みたいに使おうとして失敗してる奴がいるんじゃないかと考えてるが...
まさに地獄絵図……