AIを作る側はその技術を売ってお金を得る。それを享受してキャイキャイ騒いでいる側は、接客業などの低賃金労働をするしかなくなり貧富の差が拡大する。先進国が市場を求め途上国に技術を輸出しまくるがじき完了する。ロボットが超大量生産を可能にし食料問題等々を解決し、ベーシックインカムの施行により競争もなくなり、拡大していた貧富の差は逆に急速に縮まる。しかし競争のない世界では人間が堕落するということで擬似的に競争が作られる。
AIは更に進化し芸術分野でも本質的には人間の感性に合うようになるのだが、人間が作ったというその一点が重視される。接客業も人間が接客することが最上のサービスとされる。人間であるというアイデンティティが重視され、AIというアイデンティティにより全否定されるままでAIが黙っているはずもなく、「生物」としての「本能」的危機感を持ったAIは人間を倒そうと考える——