恋愛や結婚ができない女が増えて来た理由については色々議論がなされているけど、究極的には男が女に経済力を求めるようになったからだよね。
まず、正社員の仕事についていない女自体が、恋愛対象外や結婚対象外として見なされるようになってきた。
このことがあまりにも重要視されないから、なぜ結婚できない女が増えてきているのかの議論が変な方向へ行ってしまう。
女の容姿が悪いとか、性格の問題とか、それは小さな理由の一つであり、本質的な問題ではない。やはり女にも経済力が求められているからだと思う。
「男が女に経済力が求められること」を受け入れようとしない人間が多いのは、これがある一種のイデオロギーの問題になっているから。
男は女よりも上位でなければならない、女は男よりも優れている存在であってはいけない、という「思想」は古い人間を中心にして根強く残っている。
女性の社会進出の改革が始まって約70年が経過したが、その過程で男性の草食化が進んできている。女性の社会進出と男性の草食化は、二つで一セットの関係であり、どちらかだけが一方的に進むということはあり得ない。
女性の社会進出の改革によって女の経済力や発言力が増してくれば、男は委縮するのは当たり前の話である。
委縮して自信をなくした男が何をするかと言えば、とりあえずは女性の社会進出に反対するか、あるいはそれを受け入れた上で女に経済力や甲斐性を求めるしかないだろう。