何度か会議を設定するうちに、そうではないことがわかってきた。
そいつはどんなに余裕がある時間に会議を設定しても必ず遅刻をする。
前の時間帯に予め予定が無いことを確認して、必ず時間厳守するように30分前に伝えても遅刻する。
理由は営業の顧客対応。そいつは営業マネージャーなのだが、悪いタイプのプレイングマネージャー。
マネージメントは殆どやらずに、顧客を決して放そうとしない。定例の会議すら飛ばす始末。
遅刻して参加するときはまだ良いが、ひどいときには直前にドタキャン。
ちなみに、俺が設定しているこの会議、会社の中で最重要と呼べる会議である。そしてこの会議は
そいつが所属する部署の今後を決める会議でもある。当然、参加している面々は経営者クラスなのだが、
悪びれずに遅刻する。営業が全ての業務に優先されて当然と言わんばかりだ。
そりゃ、顧客対応は迅速に行う必要があるし、どうしても至急で行なわなければならないこともあるだろう。
俺も営業経験があるからわからんでもない。だが、どう見ても後の対応で良いものをわざわざ会議に合わせて
行っている。まるで会議に遅れることがステータスであるかのように。
お偉方が指摘しないのかって?指摘しているよ、何度も。そいつより職級が低い俺はオブラートに包んで
上に進言をしてきたし、経営側も再三の勧告を行っている。恐らく、もう後がない状態であることは誰の目にも
明らかだ。
だが、そいつは口で「はいはい」言うものの、行動が変わる様子が全くない。これってどういう心理状態なんだろうか?
たまに若い営業でそういう奴がいることもあるし、自分にも覚えがあるがそいつはもう40歳を超えている。
これってもう治らんよね。どうしたものだろうか?
会議に出なくてもいいようにはならないだろうか
直らないと諦めて、受け入れれば? 直らないなら気にやむだけ徒労だよ
「…あのさぁ、前から思ってたんだけど、おたくの会社って会議が多すぎない? 電話しても、会議で席外してるって言われて全然つながらないしさ。あなた、会議のついでに営業して...