一緒に食事をしたり、動物園を周りながら互いの幼少期の話をしてみたり、旅行に行ってあらゆる価値観の違いを見つけてみたり、それと同レベルで大切、いやそれよりともっともっと大切にしたい行為で、この『相手に触りたい欲』が合わないとどうにも長続きしない。
しかも性欲の強さや相性って付き合ってみないと分からない。色気が出てて、直感で『彼としてみたい』と思って恋人になって身体の関係になってみても、結局彼が一番好きなのが自分で、目の前の相手の身体に触れたい気持ちよりも、自分が気持ちよくなりたい欲の方が大きかったりして、うまくいかなかったりすることがしばしばある。
触りたさは同じくらいが絶対にいい。恋人同士の、抱きたい抱かれたいの比重は同じくらいがいい。それがセックスの相性と言われるものの一部であると思っている。
付き合う先に結婚を視野に入れていたりすると、『相手に執着しすぎないこと』も自分の中で相手選びのチェックポイントになるのだが、性的魅力のある相手には他所の人にいってほしくないと嫉妬してしまい精神衛生上良くないし、逆に、そこまで執着していないそこそこの心の距離感の恋人とセックスしていると、時折、最中に自分を俯瞰視してしまい、必死に腰を振る相手や自分に対して滑稽に感じてしまい没頭できない、没入感のないセックスほど虚しいものはない。虚しさを感じて気持ちに穴が開く。こんなに大切な心の結びつきの行為なのに。
普通に恋人を作ろうとすると、当たり前だが貞操観念は重視され、少しずつ互いを信頼してからお付き合いしてセックスをする。きちんと段階を踏まないと信用してもらえない。
当然だ。私もいきなり段階すっとばしてセックスしよ!って言われたら怖いからやだ…と思う。いや、雰囲気とか誘い方にもよるけど。ただ結婚を視野に入れてたらきちんと段階を踏むにしたことはない。でも、先にセックスして、相手に愛着が湧いて、身体を密着した心地よさを感じてから付き合いたい。猛烈なジレンマだ。
言っている事もわかる。 だけど、最初からピッタリってのは早々ないんじゃないかな。 私がそういう方に出会わなかっただけなのかもしれないけどさ。 最初はかみ合わない箇所も多い...