小さな頃丘を登ったことがある。丘と言っても公園にある3mほどの段差のような存在だ。
手で草を掴み、脚で懸命に地面を捉え、よじ登る。
世界が変わった。
せいぜい130cm程しかない身長では知り得なかった光景が視界に広がっていったのだ。
それからというもの冷静な大人では進まないような草木生い茂る道だろうと、高い場所なら登り続けた。
大きくなり山を登り始めた。
見たことのない花や透き通った渓流は美しい。険しい道すら日常からの乖離を感じさせ楽しくあった。
何より山頂にたどり着いた時の光景、あれだけは何にも代えがたい。人生の拠り所とすら言える存在だ。
事故にあった。
なんてことはない自損事故だ。
原付なのにスピードを出していて、飛び出してきた猫に気を取られて、ハンドル操作を誤って、地面を滑るように転げていった。ただそれだけ。
世界がくすんでいった。
座って見る世界は閉塞感がひどく、山頂のような自由を感じさせる光景とは程遠い。
大学に行くこともなくなった。
ただぼうっと自宅の窓から外を眺めるだけ。
残念ながらこの話に救いはない。
ただ山登りを愛していた青年は脚が動かなくなり、引きこもりになった。それだけ。
これから先ツラい現実と戦うかどうか、今はその一点のみを考えてる。
ぐるぐる思考が巡ってしょうがないので現状をまとめる意味を込めて書いた。
今年中には考えをまとめたい。
障害者利権で一生安泰か
大学行ってみようぜ。やめちゃったのかもわからんけどさ。 ツライ現実に向き合うなんて無理だよ。死だってツライ現実じゃないか。だからさ、テキトーに授業聞きに行ってみようぜ。
When one door closes, another opens; but we often look so long and so regretfully upon the closed door that we do not see the one which has opened for us. Alexander Graham Bell 同じ状況になったこともないし、おまえの気持ちも...
なんか読んだら涙出そうになったんだけどなんだこれ。 あんたのこと顔も見たこと無いし話したこともないけど、生きてほしい。 生きてまた増田に書いておくれよ。
シャアさせて頂きました!山だけにwwww