気づいたらまわりはほぼ年下で、同年代はだいたいマネージャーになっている年齢になった。そういったポジションにいない自分があれまぁとも思うけど、あえてそういったところに近づかないようにしている節もある。
頼まれた仕事に対して、望まれた成果、または望まれた以上の成果を出していけばまわりはほっとかない。どんどんと仕事を任され、どんどんと力をつけ、ポジションを与えられる。私はどうだろう。ひと言であらわすならば、ゆるーくやっている。産後、生来の雑さに磨きがかかっていて、精度の高い仕事をしているとはいえない。ミスもちょいちょいする。時間内でタスクを終わらせられなかったり、子どもが体調を崩して急に休むこともしょっちゅう。まわりのメンバーに助けられてやっと存在している。
とはいえ気分の浮き沈みがあって、このままじゃいけない!という日もあれば、ありのままでいこう!という日もあり、一貫したスタンスがない。
正社員で達成すべき目標があって、という働き方に過剰に反応しすぎて身動きとれなくなる責任感の強さを持ってしまったので、いまぐらいがちょうどいいのかもしれない。まわりからしたら別に尊敬や相談などされないが、だんだんまぁいっか、という気持ちになってきた。
最初に思い描いていた「時短勤務だけどカイゼンにいそしみ、バンバン効率化してタスクをスリム化し成果を出して後輩たちからは育児と仕事の両立についてアドバイスを求められる」というワーママ像からはほど遠い。ごめんね人事の人。
ただ、働き始めに決めた「家族、とりわけ子どもたちとの時間を笑顔で過ごす」というのだけはいい感じにできていると思う。子どもたちに好き好き好き!といいすぎて時々うざがられているし、ダンナのことは今でも大好きだ。仕事での息抜きを家庭で、家庭の息抜きを仕事でしている。たぶん、どっちかだけなら真剣にがんばりすぎてつぶれてたかもしれない。