ノマドワークをする場所としてまず思い付く場所は、カフェやレストランなどの飲食店でしょう。いわばノマドの本流であり聖地といっても過言ではない飲食点ではなく、図書館を選んだのはなぜでしょう。
図書館ですから、周りは本を読んでいたり、勉強しているのが普通です。おしゃべりや食事をしている人はいません。そういう人は談話室や図書館外にいきます。ノマドっぽいことをするに適した環境なわけです。
そもそも単にノマドっぽいことをしていただけですが、真のノマドワーカーは飲食店で仕事をしているわけです、そこの従業員でもないのに。これって以前からどうかと思っていました。労働をするならば自宅を仕事場にするなり、事務所を借りるべきでしょう。なぜ飲食やおしゃべりの場である飲食店に居座って仕事をしているのか理解できません。
このノマドっぽいことをし始めた2014年は「ノマドが新時代を担う輝かしい労働形態」として広まっていた時期でした。会社に縛られず自由な時間と場所で仕事をすることがかっこいいという風潮が(一部で)ありました。ノマドのカリスマと呼ばれるような人もテレビに登場することもありました。
しかしそれから3年以上も経ち、環境はかなり変わってしまい、ノマドということを賛美する声は少なくなりました。カリスマノマドともてはやされた人は安定した職についており、本末転倒な状況ですねw
・「安藤美冬さんノマド卒業か 多摩大学の常勤講師に - Togetterまとめ」 https://togetter.com/li/655852
フリーターという形態がかっこいいと(一部で)もてはやされていたころもありました。今はそんなことありませんね。ノマドも同じです。フリーターやノマドをもてはやす風潮はそれによって得する者・会社によって作られた幻想でしかないわけでしょう。悲しいですがこれが現実です。普通に働くのがいいと思いますよ。
ノマドワークはもはや幻想ですが、気にせずに続けていこうと思います。ノマドワーカーでない人にとってノマドが廃れても何も困ることはないのですから。