2017-05-08

世界が滅んだ次の日のこと

このまま何も変わらず日々が続くのなら、いっそミサイルだろうがテロリストだろうが大地震だろうがなんでも来てほしい

そんなことを考えて毎日生きていた。

わたし生活はほんとうにほんとうにつまらないものだった。

言葉を尽くす価値もない。普通学校普通事務仕事

ただただ、だれにとってもほんとうに些細で、無個性生活

問題は、わたし生活にどうしても馴染めない人がいて、それがたまたまわたし自身だったことだ。

わたしに馴染めないわたしは、わたしの周りのささやかイベントを愛そうとした。

誰かの誕生日とか、誰かの退職とか、競合他社の新製品とか、新しいコピー機の導入とか、そういうもの

ただの目新しいことにすぎなくても、経験を積めばそれだけで喜ぶこともできなくもない。

でも、それも何度も繰り返されると、結局パターンが見えてつまらなくなる。

世の中の色んなものパターンにハマっていて、わたしけがそこから取り残されてる気がしてしまう。

そんなわたし最近一番楽しみにしていたのが、ゴールデンウィーク連休だった。

どこに行くわけでも何をするわけでもない、完全にオープン休日をつかって、ひとりぼっちわたしらしく暮らし連休だった。

とても素晴らしかった。

たぶん、自分は誰かから報酬をもらうよりも、ただ自由を与えられるだけでこんなに幸せになれるんだ。

から、やっぱりこのゴールデンウィークの終わりはわたしにとって純粋世界の終わりだったんだとおもう。

わたしらしいわたし世界を奪うためだけに始まった月曜日に、わたしはどう立ち向かっていいのかわからない。

ずっと、世界が変わるような劇的な何かがやってくることを待っていたけど、

現実ではたった五連休が終わっただけで、世界なんてあっという間に終わってしまう。

この終わってしまった世界で、わたしたちは何をすればいいんだろう

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