ギャルや不良は1990年代に社会問題化し、2000年代に排斥が進んだが、むしろこの差別が社会のイメージアップに繋がったのではないか。
彼らがそうなった同期には恐らく社会問題や学校環境の問題に起因するものが多い。
差別の原因となった見栄えや振る舞いはともかくとして、彼らには生産性がまったくない。その点を気づかせたと言うことで必要悪だった。
他方、オタク排除の動きがアニメで、鉄道で進んでいる。オタクの楽しめるアニメは深夜から消えつつあり、今では単なる消費型の番組が多数を占めている。
鉄道についても、最近では薄っぺらい観光列車やラッピング電車など、あからさまにオタクを向いていない列車が増えつつある。
また、オタク排除に関する運動の根拠が、「醜い」の一言だけだ。しかしこれは偽善ではないか?
確かに、外観は醜い人がそこそこいるし、オタクになった動機を聞くと、社会環境が原因だと言う人が多い。
しかし、オタクはギャルや不良と違って経済面での生産性がある。アニメだけとっても300億ぐらいはあるだろうか。
しかも、ギャルや不良のように代わりの居場所があるわけでもない。オタクの中にはリア充環境に溶け込めにくい人もいる。