個人の売春って犯罪(違法だが処罰されない)じゃなかったんだな。
以前から男が児童に対する淫行で逮捕された事件が発覚するたびに、売春をしている児童(女子高生を含む)が「売春代金が支払われなかった」ことについて(ときに「親と一緒」に)警察へ相談に行ったことを発端として、事件が明るみになる、というパターンが多すぎて意味がわからなかったんだが、なるほど、売春そのものは犯罪でもないんでもないから、売春代金の未払いは警察に「相談」できるわけだ。児童は逮捕されるわけでもなんでもないし、それどころか「被害者」として扱われる。もしかしたら親は何らかの制裁(口頭注意とか?)を受けるかもしれないけどね。
でも、何かおかしくないか。何かおかしい気がする。ちゃんと言語化できないけど、何か法整備上の不備があるような気がする。学校の性教育も、避妊や性病予防の観点も大事だけど、そもそも売春行為自体が問題だという視点も教育してもいいんじゃないだろうか。売春に対する忌避感情は西欧の性文化の影響とか言われてるけど、そんなこと言ったら日本を含めて近代国家のほとんどの制度が西欧文化の影響にあるわけで、意味がある議論だとは思えない。そもそも、前近代の性産業なんて現代以上に酷い差別的扱いをされていたし。