司法書士やってんだけど、仕事以外で初対面の人や美容室なんかで「司法書士してます」みたいなこと言うと
ほぼ8割は「司法書士ってなんですか?」って聞いてくるけど、残り2割は「ああ、過払い返還請求のやつですね」って言われる。
次のセリフは「マンガで読みましたよw」って、おいおい。現実とマンガは別なんだが。某マンガは罪作りすぎる。
そもそも司法書士の業界で過払い返還請求やってるのは邪道扱い受けている。
そして一時期は年収億超えるような人もいたけど、今は返還請求一本で独立した司法書士が次々と看板下ろして
どこかの事務所で雇われ司法書士をやっている、というのがリアルな実態。
大体、過払い返還請求は相手がサラ金なりヤミ金なり、ろくな連中じゃないわけで、それなりのリスクはある。
いわゆる高度な専門性を有する分野だから、手を出せる人の方が少ない。
それにノウハウの塊なのに、将来的に必ずなくなる分野の仕事なので、まともな人は手を出す気も起きない。
しかも、弁護士の方がむしろ上手く立ち回れる(儲かる)部分もあるので、司法書士は安くこき使われるだけ。
結論を言えば、返還請求を専門やってる司法書士は、過去の栄光にすがるアホだけってこと。
自分は登記業務と成年後見人、あと行政書士の資格で請負う仕事で5:3:1(残りは特殊な依頼)の割合ってところ。
司法書士といえば、何と言っても登記業務。特に不動産登記。事実上、弁護士が手を出せない分野は登記業務だけだよ。