俺だって、道徳として、親には感謝をするべき、親孝行するべし、っていうのは分かる。
けど、やっぱり過去のいざこざや、あの時どうして理解してくれなかったのか、どうして俺のことを否定したのか、
みたいな疑問や不満が渦巻いて、素直に感謝の気持ちを持つことができない。
周りには、母の日、父の日、親の誕生日を大切にしてて、親に迷惑や心配をかけないように配慮したりして、
”親を大切に”を実践してる人もいる。そういう人は、自然に親に対して感謝しているように見えるし、
それが当たり前のように振舞っている。大人になっても、両親も一緒に幸せそうな家族写真を撮ってたりもする。
酷い虐待やネグレクトを受けた訳でもないし、人並みに育ててもらったとは思ってるし、それについては感謝もある。
けど、そうやって家族写真を撮ろうとか、両親にプレゼントを贈ろうとか、そういう気持ちはどうやっても湧いてこない。
今年珍しく母の日ギフトを買おうかとも思った時も、昔母の日に贈り物を送ったらそんなことより
勉強や家事をしろと怒られたことが頭をよぎり結局やめてしまった。
よく考えたら、親戚一同の旅行はあっても、家族旅行はしたことないな、なんてことも思い出してしまった。
最後に家族写真を撮ったのはいつだったか。記憶にあるのは小学6年生だが。
実家にお中元は贈るけど、今年も帰省する気にもあまりなれていないし帰省しないと思う。
親に感謝するって何なんだろう。
どうやったら、当たり前のように親孝行をしたりできるのか。
そもそも何が親孝行なのか。そろそろいい歳だけど、俺にはまだよく分かっていない。
そういうこという時は親以外の他人には感謝するのかどうかも書いてくれないと
とりあえず物を贈れば感情は後からついてくるよと言おうと思ったのに既に失敗してた・・・。