なんだか「オバマさんが広島に来て、原爆の悲惨さを知ってもらえたら」だの
「日本って謝罪を求めない美しい国だよね」だのいう会話を最近立て続けに聞いた。
で、彼らは全員オバマと一緒に元捕虜が一名同行することが決定したことを知らなかった。
もちろん、ホワイトハウスが退役軍人に配慮したため、このような決定が成された。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160522-00000057-mai-int
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/list/201605/CK2016052302000121.html
元捕虜はフィリピンで旧日本軍の捕虜となって足尾銅山で強制労働させられた94歳の男性だ。
彼は今回の訪問に当たって
「兵器は人を殺害するので、全ての兵器は嫌なものだ。しかし、戦争を引き起こしたのは米国ではなく、ドイツと日本だ」
「オバマ大統領は、中国や韓国に対し、日本軍の占領の苦しみからもっと早く救えなかったと謝るべきだ」と発言している。
このような思想を持っている元捕虜をわざわざオバマ大統領に同行させる意図は明白だろう。
結局のところ、今回の訪問でアメリカでは原爆正当化の意見が盛り上がっているし、
それに対して日本は何も抗議できず、ましてや我々は謝罪など求めないなどと、なぜか胸を張っている。
むしろ原爆正当化の格好の機会をセットアップしたということになるだろう。
さらにいえば、元捕虜に対して日本が謝罪しなければいけない、日本が降伏するのが遅かったのが悪かった、という議論さえ出てくるだろう。
横からだが、今回のオバマ訪問ってブチあげた当初とはだいぶムード変わってきて、 今はむしろ退役軍人系の政治団体から相当圧力かかった政治ショーみたいになってるよな。
この捕虜団体が勝手に言っていただけで、結局この人は来なかったようだね http://mainichi.jp/articles/20160526/k00/00e/010/240000c このような思想を持っている元捕虜をわざわざオバマ大統領に同...