人はなんで死にたいっていうのか。
人生はクソつまらん。例えて言うならばカジノでバカラをやって一喜一憂し続けるようなゲーム。コインの裏か表を当てることに必死になって、当たることを祈る。
努力はベクトルを間違えば実らない。「間違ったフォームで1億回素振り」しようが、間違ったフォームが上手くなるだけなんだ。
でも、人は間違ってるかなんて分からない。誰しもがプロ野球選手になろうと頑張るし、誰しもが地位や名声を得ようと頑張る。
「このフォームは間違ってる」「この道は進むべきではない」そんなことに気付けるのはいつだろうか。気付いたところで果たして正しい道はあるのか。表か裏かならまだしも、道は山程ある。
そんなゲームに参加し続けることが出来るなんて狂ってないか?凡人がそんなゲームに参加して勝ち目があると思うか?
人は遺伝でほぼ決まる。残りは社会の中でどういう立ち位置にいたかだ。勝率の低そうな掛けに誰が挑む?ましてや、隣に「生まれつき何回かに1回はコインの裏表が正確に分かる」なんて能力を持ってる奴がいたら。頑張れるか?
バカバカしくならないのか?自分は100回やろうと、1万回やろうと、コインの裏表を理屈つけて当てることは出来ない。成功するか失敗するかなんか分からない。でも周りには「こうやれば成功する」なんて言ってる奴がいる。
意味が分からない。しんどいよ。ゲームに参加するのにも体力がいる。世の中で言うPDCAなんてものを回そうとすれば酷く疲れる。ゲームを降りたい。
ゲームを降りれば待っているのは地獄。ボランティアかなんかでもしながら粛々と夢も見ずに生きるのだ。
「死んだ方が楽なんじゃない?」
人がそう思うのは当たり前のことだと思う。だって他の何をしてもうまくいかないけど、どの道を進んでみても光は見えないけど、「死ぬ」っていうのは誰もやったことがない。
死んでみる、なんてこと誰にもできない。じゃあ凡人に残された楽になれる唯一の方法なんて、「死ぬ」それしかないでしょう。
どんな本を読んでもどんな人と喋っても頑張れる気がしないよ。そんな努力を積み重ねて、5年10年頑張って、
なんて言われたらどうするの?0に戻ってスタートできる?
死にたいよ。
死にたい。
死んでみたい。