美しさの中には「かっこいい、かわいい、精密、萌える、エロい」とかいろいろ入ると思う。
個人的な考えだけど、美しさの内訳をもっと詰めて考えると「虚構と現実のバランス感」という部分に落ち着くと思う。
もともと二次元の設定なので、うまく二次元の嘘を立体に翻訳してやらないと設定にも似ないものになってしまう。
また顔なんて人類とはまったく異なる形状なので、設定にも似てないしそもそも人間にも見えないという怪物ができてしまう。
そういった不気味さを補う要素が「虚構と現実のバランス感」だと思う。
たとえば顔は目鼻などのパーツの位置関係は現実を意識しつつパーツの細部はアニメ基準を元にデフォルメするとか。
胸や鎖骨、お尻などは虚:7現:3くらいでイメージ優先にして、服のシワとか小物は虚:4現:6でリアルに寄せていったり、
髪の毛はムクだから完全に虚構なのでどう現実感を出してやるか腐心したり、
そういった細部の割合が全体の割合になって、その割合が「かっこいい、かわいい、精密、萌える、エロい」って評価になってくると思う。
割合を決める元は、元ネタにあると思うんだが、ギャグ漫画が元ネタだったら設定より虚構度を上げてあげたり、
ルパンみたいなデフォルメのキツイ絵でもシリアス要素が高いなら現実感をあえて高めたり、
シリアスだけどキャラの立ち位置がギャグポジションなら少し虚構度を高めたり、そういった細かい調整が入ることで立体としての個性がついてきて、元ネタのドラマまでなんとなく想像させるような立体物ができてきて、そういうのを見ると「元ネタは知らないけどこれはヤヴァい、とりあえず買っておこう!」となる。