さて、社内外に資料をメール送信する際に自己解凍形式で送信する文化がある。パスつきzipで固めてパスは別メールで送信する、という文化もある。
手法のいい悪いなんてどうでもいい。世の中は圧倒的にwindowsPCばかりなのだから自己解凍でもいいだろうし、メールサーバではじくのも当然だ。zipのパスワードなんてツールを使えば3分かからないとわかってるけれどもそれがまかりとおる。
ただ不思議なのは、この意図した結果は達成されていない方式がまかり通っているのに、たとえばドロップボックスなり、宅ファイル便なんぞでファイルを送るのは厳しき禁止されていることが不可解だ。
決定権を持ってる会議に参加している人(決定権が個人にある企業なんてみたことねーや)はとにかくプライドが高いので、知らないこと、わからないことにぶつかったときに、それを持ってきた奴を叩く。「俺にわからないものをもってくるな」というのをオトナ語に変換して怒ってくる。つまり、世の企業体のテクノロジ水準はそういう人たちがわかる程度のものに落ち着いていく。だから技術屋あがりの企業はやわらかいツールであっても使い始める。使ってから考える文化だから。スキルのない企業だと他人が使い終わったそれを導入する。自分に理解できるから。安いし。
前の会社ではパスなんかつけたことなかったけど転職したらなんでもパス付きzipだわ。それはまあいいんだけど数字4桁とかパスをメールで送る奴はさすがにおかしいと思った