まだブスを自覚してない小学生のころ、友達から私ちゃんってすごい美人だよね!と褒められ、ああ私って可愛いんだあ、ブスの人って可哀想(笑)とまで思っていた。
性格もブスだった。
自分は可愛いんだ!と意気揚々と意中の男子に告白するも、当然のごとく振られた。
ブスだからだ。
それでも私はまだ自分のことをブスだと思っていなかった。
ポジティブスだった。
ブスだとやっと気付いたのは中学生のころ。
ずっと逃げる方法を考えてて、ここのサイトで遠い高校に行って高校デビューしそのままリア充な生活を送っている女の人の文を見た。
これだと思った。
女の人に倣ってストレートもあてた。
それだけで幸せだった。
ほんとにかっこよくて、しかも私のことが大好きで、こんなブスを可愛いと言ってくれた。
今思うと、はたから見るとイケメンとクソブスがいちゃいちゃしているところを見るなんて、おえげろものだろうと思う。
私は当然このまま結婚するんだろうなあ♡なんて思っていた。
ブスのくせに。
まあ当然のごとく振られた。
元彼はモテモテで、もうすでに私と比べたら橋本環奈とハリセンボン春奈くらい差がある可愛い子と付き合っている。
死にたい。
ブスは誰からも愛されない。
愛されたい愛されたい愛されたい。