考えてみて欲しい。
同性同士の恋愛をメインに描いた、あるいはメインテーマは別でも確かに恋人や伴侶が同性である作品があったとする。
しかし一部のファンの間でその関係性は人気がなく、その片割れとある異性キャラとのカップルばかりが支持された。原作ではもちろんその組み合わせには恋愛要素は皆無である。
片割れは同性パートナーの事なんか性欲充足の便利な相手としか思ってない、本当に好きなのは異性キャラだよね!異性カプこそ真実の愛!という言説が罷り通る。それを批判しても「嫉妬」で済まされる。
その一部ファンはファン全体の中では少数派であったのかもしれない、しかし二次創作して作品を作る人が多くとにかく目立った。
表現の自由を唱え、隠れる事なくネット上至るところに捏造異性カプが蔓延する。
趣味を否定しないがせめて苦手な人に配慮して隠れた方がいいんじゃないの…と言ったら、「異性愛を差別するんですか!異性愛の否定は女性差別!」と反論される。
Twitterでは捏造された異性愛が盛り上がり、本来の相手役である同性キャラの存在は無視される。
キャラ名で検索すると上位にpixiv百科が出て来て捏造異性カプが表示され、まるでそのカップルが原作でもメインかのような印象を与える。
その作品と言えば○○○○(捏造異性カプ)だよね!という空気になり、作品をよく知らない人はそうなのかと思い込まされる。
とうとうそれは公式にも影響を与え、グッズ展開などはその捏造異性カップルの組み合わせが主流になる。
二次創作で捏造された同性愛を嫌うのは同性愛差別って言い張る人はこういう状況を考えてみてほしい。
あるキャラクターが原作で同性愛者なのに二次創作で異性愛者に改変し、それがネット上当たり前のように蔓延する状況と
こっちは同性愛を否定してるんじゃなく原作を改変して捏造しそれをゾーニングすらしない事を批判しているだけなのに「差別」認定するのはおかしいと思う。