血液が流れ込もうとする主な要因は以下の通りです。
・性的興奮
視覚、聴覚、触覚などから性的刺激を受けることで、勃起が発生します。
勃起の要因として最も知られるものではありますが、実際に勃起する要因として最も多いわけではないことはあまり知られていません。
・外的刺激
とくに性的な興奮を伴わなくとも、ただ外部から刺激を受けるだけで男性器は勃起してしまうものなのです。
時に人目をはばからずにポールポジションを調整する男性を目にすることがありますが、不用意な摩擦で勃起してしまうことを防ぐための緊急回避手段だと言えます。
勃起を見られる危険性とポールポジション調整を見られる危険性とを比較してみれば、どちらを選択すべきかは容易に判断できるかと思います。
刺激があれば勃起する。
あまりに単純なメカニズムなため、最も防ぐことが難しいものでもあります。
時折、好きでもない女性に触れられて勃起した男性を責めるシーンなどが見られますが、残念ながらよほどの訓練を受けたものか、インポ以外の男性が勃起を回避することはできません。
・血流の促進
外的要因の次に勃起する頻度の高い要因です。
それ以外にも、眠気に襲われた時など全身の血流が緩慢になった時にも起こります。
とくに若い頃に顕著で、学校での授業中に居眠りしていたら勃起していたなんてことはとてもよくあることです。
当然入浴時などでも血流が促進されるため、普段に比べてちょっとした外的刺激でも勃起しやすくなるので注意が必要です。
・その他
尿意の我慢などが挙げられますが、抑えこもうとして手で触れてしまうことや、膀胱を閉めようとする筋肉が外的刺激として感じられてしまうことが原因と思われます。
このように、性的興奮にかぎらず男性器とはいともたやすく勃起します。
では、なぜ見た目にもわかりやすい勃起を普段から目にすることがないのでしょうか。
それは、男性が勃起をさとられないようにと日々様々な努力を行っているからに他なりません。
男性とは、自らの意志とは全く関係なく勃起するものだということを知っているからこそ、常日頃から勃起に対して細心の注意を払い続けている悲しい生き物なのです。
どうか勃起をおおごとにしないでください。
健全な男子であれば、とくに理由がなくとも一日に最低5回は勃起していることでしょう。