2015-09-10

納豆の陰にマヨネーズあり!

10代の頃は嫌いで仕方がなかった。納豆がね。味覚の変化に気が付いたのは、20代に入って暫く経ってのことだった。

とりわけ、あの匂いが堪らず、旅館の朝食などでは食べるものがなくて困ったものだ。(魚もダメなら生卵ダメで、その当時は何を食って生きていたのかも覚えていない)

ところが、あることをきっかけに、納豆嫌いが治ったばかりか魚も頂けるようになった。人生の転換期など、思はぬところでやって来る。今では干物が好物で、特に鯖やアジの開きには目が無い。

どうしてこれほどの変化が起こったかと言えば、それは不思議出会いがあったからだ。こう書くと大袈裟に聞こえるが、それは紛れもない偶然だった。

ある日、テレビを見ていると、当時人気の芸能人が出演していた。彼女納豆を食べるとき、ある調味料を使ったことがインスピレーションを与えてくれた。

私をスキーに連れてって」ならぬ、「私にマヨをふりかけて」とでも言ったところか。ときバブルの全盛期、日本中マヨネーズの消費に狂った時代であった。(ウソよ、ウソ

いやしかし、このマヨネーズ納豆嫌いを克服するきっかけになろうとは、神ならぬ拙者には知りも得ぬ事にて候。醤油だけでは拭えぬ匂いが、マヨネーズを加える事で大幅に軽減されたのだ。

これには実際驚いた。驚きついでに色々な食材に使うようになった。ただ、やはり合うものと合わないものはあるようで、マヨマヨ~とひねってかけて行く度に、食さなくなった食材もいくつか出て来た。

とは言え、納豆が食べられるようになったのはありがたいことで、レトルトの白米をチンして納豆ぶっかければ、はや納豆丼に大変身!これは重宝することの行ったり来たりで、非常に感謝している。勿論、マヨ醤油はご一緒に。

拙者にとっては(誰やねん?)生卵が依然として反シビライズドであることから、卵かけごはんが食べられない。そこへ来るとこの納豆飯は、見事にその代役を果たしてくれている。

シーチキン丼にもマヨネーズ豆腐丼にもマヨネーズ、時折マヨネーズスパも作るぞ!何に付け便利なマヨネーズ。私の人生を左右するマヨネーズだ。

ただ、自宅の昼飯以外では、マヨくんをこの手に握ることはない。

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