2015-08-28

海外デザイン物(ポスターとか宣伝チラシとか商品パッケージとかの商業デザイン)は伝えたい事のヒエラルキーがちゃんとしてて見てて気持ちいい。

日本デザインだとあれもこれも大きく書きたい事を詰めこんでデザインの心地よさなんて何も残ってない。

デザイナーはみんな分かってるんだろうけどクライアント要望絶対だし反論して説得できるような人もほとんどいない。

デザイン性が高いとか売り上げと関係ないし、あったとしてもデザイナーはそういうデータを持ってないし、リスクを背負ってるのはクライアントからより押しが強くなる。

でもなぜ海外デザイン物の方がデザイン性が高いのかというと、これはおそらくクライアントの美意識全然違うんだろうなと思うし、一般的利用者の美意識が高いんだと思う。

ちゃんとアート教育をみんな受けてきてるんだろうし、そういう割合が多ければ自然とみんな審美眼が備わってくる。

身の回りには100円ショップをはじめ、家電製品ホームセンターなどの「安くて実用的に振り切った製品」ばかりが多くて美的観点製品ほとんどない。

安く作れて実用的であればみんな買う。みんな買うから製造もそれにあわす。美意識なんて誰一人持ってない。

結局のところ日本全然アート後進国なんだ。

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