在職中ずっともやもやしていたことがあるのでここで吐き出すことにする。
その会社に入る前は就職活動がうまく行かなくて、何社も面接を受けては何度も落ちるの繰り返しで正直気持ちが相当へこんでいた。
最初に応募した企業から少しずつランクを下げていくことにもなったけど、いつのまにか「就職さえできればいい」と思うようになっていた。
そして前職の会社の面接時、採用担当の専務と二人で部屋に入ったときものすごく露骨に胸をジロジロと見られた。
ああ、これが「舐めるような視線」なんだなと実感するくらいねっとりした気持ち悪い視線だった。
質問しながら私の顔よりも胸を見続けてた。
本当なら不快この上ないので嫌な顔もしたくなったのだが、当時就職に焦っていた私はむしろ「胸を見られるくらいで就職できるならそれでいい」という気持ちがあって、つとめてにこやかにその視線に全く気づいていないように面接を続けた。
翌日採用の連絡を受けた。
ほっとした反面、自分の中で何か大切なものが消えてしまった気もした。
就職をしてみたら思っていた通り非常に女性の立場が弱い会社だった。
いまどきお茶くみトイレ掃除雑用一般を女性だけがするのは当たり前で、女性管理職?なにそれおいしいのくらいのところで、入って数週間でやばいところに入ったと思った。
ただ就職活動時に初めて女として自分を安売りしたことがずっと心に残っていた。
今だからこんなふうに振り返ることができるんだろうなと思う。
面接のとき過度に肌を露出するような格好をしていったのでもなければ、 「女を安売りした」とかいうようなほどのことではなくて、 単によくない会社に妥協して入ってしまって苦労を...
あなたがその面接官に感じた嫌悪感は私ははかり知ることができない しかし誤解しないでいただきたいのは 日本人は目を見て話すことが苦手な人が多いという そうすると目線が下がる ...