つい先日知り合いの奥様が「うちの坊っちゃんが虫歯で困っちゃうわ~ん。本当あの子ったら~ん」という話を30分かけてしてくださった。
それでちょっと疑問に思った。
そりゃ少し前の大自己責任時代のアナーキーな社会でなら子供が自分で必死に歯磨きしてそれで駄目だったら努力不足でいいのかも知れないけど今はもうそういう時代じゃないんじゃないかな。
まず幼少期に虫歯菌が口の中に入るのを少しでも遅らせるように努力する。
キスしない、食器使いまわさない、口に唾が飛ばないように丁寧に話しかける。
次に少し大きくなったら歯磨きを教える。
寝起き・朝・昼・晩ちゃんと磨かせる。
食事が終わったらすぐ歯磨き開始、これに子供を巻き添えにする。
朝起きた時もご飯の前に磨く、うんち10g分の菌を口の中から出しておく。
あと磨き方もゴシゴシじゃなくてシャカシャカ。
歯茎のマッサージも一緒にとはよく言ったもので歯茎を痛めるような磨き方は歯も痛めてる。
そしてちゃんとした道具を与える。
ケチった安い歯ブラシはすぐボロくなるし使ってて歯茎が削れて気持ち悪い。
反対にいい歯ブラシは使ってて気持ちいいし壊れにくいから結果的に値段はそんな変わらない。
歯磨き粉も気を使う。
子供の時はイチゴ味でいいとして大きくなったら研磨剤がなくてフッ素のある奴を使う。
それと忘れちゃいけないのがキシリトール。
小さいうちはタブレット、大きくなったらガム。
結局親がちゃんと歯を管理してみせてその習慣を子供に伝えていくのが大事なんだよね。
自分の親世代が歯に無頓着で「虫歯になったら削ればいい、削れなくなったら入れ歯でいい」だったからって自分達までそうすることはない。
子供に幸せに生きて欲しいと考えてるならこれぐらいちゃんと出来るはずだよね?
と奥さんに言ってやりたかったけどグっと堪えて相槌打ち続けてた自分。
よく頑張った。
耐えるのだ。
頭の悪いババァが相手の時はこっちが耐えるしかないのだ。
根に持たれてはならんのだ。