2015-04-15

文章を書けないライターの話

文章を書いて生計を立てている。

しかし、半年から文章を書けなくなった。ごまかしごまかし書いているが、どうにも気持ち悪い文章になってしまう。

文章を書こうとすると、言葉脳内に溢れて、まとまらない。てにをはを結べない。文末の言葉が見つからない。

主題を整理していないからだと指摘されそうだが、原稿を書く前には骨組みを作り、文の流れと結論は決めている。それなのに、肉付けができないのだ。

良い文章を書かなければ、というプレッシャーが私を殺す。良い文章を書かなければ、WEB原稿からPVを稼がなくては、エッジーかつキャッチーな文で書かなければ、編集サンの気に入る文を書かなければ、リズム意識しなければ、誤字脱はどうだろうか、構成はこれで正しいのだろうか、言葉選びは最善を尽くせているだろうか……。

WEB進化により、誰もが「ライター時代となった。編集プロダクション出版社などで先輩や上司添削された経験のない人間ですら「ライター」を名乗るようになった。はてブでも、ひどい文章で書かれた記事ホッテントリするのは決して珍しいことではない。

WEBでは、文章の上手さを求められない。だから文章にこだわるWEBライターの単価は上がらない。

媒体コネがモノをいう慣習がいまなお強く根付いている。新規参入は難しい。

金が稼げないという悩みと、文章がかけない苦しさを混同させているのは薄々理解している。理解しているんだ。でも、苦しいんだ。苦しくてたまらない。

一層のこと、文章添削された経験なく、堂々と「ライター」と名乗れる人間になりたかった。

どうしてあなたたちは文章を書けるのですか?

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