私はキレる人間ではないので、キレる人の精神構造が全く理解できないのですが、
理解できないものは、何がどうなっているのか?理解しようと頭が働いてしまうもの…。
どう考えても、キレる事にはメリットが無いので本当に意味が分から無い。
普段いる環境でキレるという場合ならば、尚更メリットはないし…。
で、今まではキレる人というのは、
単にストレスを我慢できなくて感情のままにぶちまけているのだろうと思っていた。
(つまり、後先を考えられず、感情のままにしか行動出来ない衝動的な人だと思っていた)
私も死ぬほどストレスが溜まったら爆発してしまう事はあったけど、それは余程の事であってコンスタントな性格ではない。
それで、どうやら感情を制御できない、というだけではない要素でキレている事が分かってきた。
つまり、キレることで相手を自分の都合の良いように動かそうとしている、というのが深層心理の根っこにあるんだな~と分かってきた。
状況を破壊する為にキレているわけではなく、(そこまで頭が回っていない場合もあるけど)
キレると相手が自分に合わせてくれて、状況が好転するだろうという願望を抱いて、わざとキレている。
で、これは、キレる事で相手をコントロールしてきた経験があるので、何度でも切れる癖がついてしまっているのだなと。
これまで、周囲が善良な人ばかりの環境であった場合、キレる事で相手が合わせてくれていたのだろう…。
しかし、善良ではない普通以下の人であれば、キレても自分には合わせてはくれないし、むしろ状況は自分にとって悪くなる一方になる。
切れてしまうと相手は自分の思うようには、ますます行動しなくなるし、それがキレない人の常識なんだよね。
キレる事がクセになっている人は、キレることで成功体験を積んできている周りに恵まれた人なのだろう…。
キレ無い人は、キレても成功した試しが無く、むしろ失敗してきた為、二度とキレてはいけないと心に誓った人なのだろうな。
もちろん、人からキレられて、それが連鎖して人に切れてしまう事もある。
だけど、人からキレられて連鎖して切れてしまう場合は一時的なもので、その人のコンスタントな性格ではない。
また、親に良くキレられた、と言う場合もあるかもしれないけど、
私の家族にキレ症の人間がいるので、同じ家族でもキレ症とキレ症ではない人間がいるということは、そのケースは考えられない。
キレ症の人は、理性のタガが少し弱い気がする。
自分の感情を相手に伝えたい、というのは普遍的な感情で、だから「俺は怒っているんだぞ!」というような強い感情は何としてでも伝えねばならないんですよ。
ほんこれ。別に衝動的なものではない。 怒っている、不愉快である、ということを相手に伝達するためにキレる。 メリットはあると思うよ。
確かにキレれば思い通りになる家族、突き放せば縋り付く恋人、人質を取られたら身代金を払う先進国がそれを繰り返させるんだろうけど。 でも冷静に言ってもわかってもらえない時は...