これは喜ばしいと思うんだけど、さて少し考えてみよう。
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何しろあちらには軍閥がまだ残っていて、政治が気にくわないと武力で政権交代なんて線も考えられる。
すんなりクーデターが成立すればいい方で、高い確率で内戦に突入する。
しかも、国境をまたいで複数国をまたぐ独立勢力も十分に発生しうる。というか今でもある。
産油施設の奪い合いは考えられる。
油田を抑えて外貨を獲得しないことには戦えないのだ。しかし、敵対勢力に奪取されるくらいなら破壊する、と言うのも自然な流れだと思う。
この期に及んでも原油価格は下落するかもしれない。売る側に余力がないから。
アメリカは、ひょっとすると再度の中東侵攻をするかもしれない。今度こそうまくやれると誰かが言って、まわりの者が止めなければ突撃するだろう。
ロシアは、国内不安をそらすために軍事行動を取るかも。現役世代はアフガン侵攻なんてもう忘れかけている。というかアフガン侵攻で従軍した兵士は軍を追われた者も多い。
このあたりで、需要が供給に対して著しく大きくなればその段階で原油を販売できる者は価格を上げるだろう。
そうしないとやっていけない。
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などといろいろと考えて見る。