2014-11-11

電子妖精幻想とケツの穴

僕がインターネットを始めた時に世界は二つに別れた。

インターネット拡張した概念電子によって構成されたバーチャル

既成概念原子によって構成されたリアルだ。

ネットだって人間によって構成されたリアルだと言う人はいるかもしれない。

でも、あの時は違った。

バーチャルケーブルの先に繋がった人間もまたバーチャルだった。

この感じを説明するのは難しい。

今のようにストリーム思考を運ばなかった時代。僕らのやりとする情報は、いつも痕跡だった。

その痕跡に綴られた強烈な個性は、物語のものだった。

物語登場人物達が現実にいないことが当たり前なように、リアルバーチャルは分断されてることが当たり前だった。

バーチャルリアルと分断されていた。

リアル人間もいた。彼らは既成概念に縛れることを望みダサかった。

一部のダサい人間の愚行だと思っていたが、インターネットはそれを許さなかった。

ある時なんてあったのだろうか、気が付けばネットリアル拡張現実しか無かった。

僕が幻滅した既成概念にとらわれたダサいリアル達に、インターネット世界は埋め尽くされた。

それどころか、バーチャル幻想で醜く拡張された醜悪な臭いをまき散らすリアルだらけになった。

そんな醜悪になったインターネットでも、常に対流しないと吐き気がするストリームの中にでも、バーチャル時代の名残はあった。

それを辿ると、あの時の幻想残滓がみつかる。そして懐かしくなる。幻想はまだあるだと信じたくなる。

でも、そこれこそ幻想だった。別にアナルセックスからじゃない。

オフ会とか顔出し始めた頃から、その価値は失われていたのだ。

幻想残滓のありかを示す座標しか残っていなかったのだ。

かつて電子妖精と呼ばれたそれは、タンブラーで尻画像収集するマシンとなりながらも、幻想アーカイブになると信じていた。

だが、違っていた。それは尻画像じゃなかった。画像にはうつらないケツの穴だった。

そのケツの穴はブラックホールのように僕らの幻想を飲み込んでいた。

それでもブラックホールは座標となるだろう。

あの時の幻想幻想じゃなかったことを、あの座標に輝く星々があったことを教えてくれる。

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