そのアプリは大規模ではないが、コアなユーザがいることで有名だ。
「素晴らしいアプリだね。どれくらいの時間プログラミングしていたの」と尋ねた。
するとプログラマーは
「そんな長い時間じゃないよ」
と答えた。旅行者が
「もっといろんな人が使えるようなアプリにしていたら、もっとお金がもらえたに違いないよ。残念だ」
というと、
プログラマーは、自分と自分の家族が食べるにはこれで十分だといった。
それじゃあ、あまった時間でいったい何をするの」
「日が高くなるまでゆっくり寝て、それからぽちぽちとプログラミングをする。昼過ぎたら子どもと遊んで、女房と家庭菜園をして。
夜になったら友達と一杯やって、ギターを弾いて、歌をうたって…ああ、これでもう一日終わりだね」
すると旅行者はまじめな顔でプログラマーに向かってこう言った。
「ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得した人間として、
きみにアドバイスしよう。
いいかい、きみは毎日、もっと長い時間、プログラミングをするべきだ。
それであまった時間でもっと大規模なアプリにするんだ。そうすればお金が貯まるよ。
お金が貯まったらサーバを手配しよう。そうするとPVは大きく上がり、儲けも増える。
その儲けでサーバにどんどんつぎこんでいくんだ。
アメリカへと進出することができるだろう。
プログラマーは尋ねた
「そうなるまでにどれくらいかかるのかね」
「二〇年、いやおそらく二五年でそこまでいくね」
「それからどうなるの」
「今度は株を売却して、きみは億万長者になるのさ」
「それで?」
日が高くなるまでゆっくり寝て、 日中はプログラミングをしたり
歌をうたって過ごすんだ。 どうだい。すばらしいだろう
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元ネタ:http://blog.livedoor.jp/nanamesikou/archives/6162382.html
今日の創作コーナー
お金が貯まったらサーバを手配しよう。そうするとPVは大きく上がり、儲けも増える。 自前のポータルサイトを用意して、そこにアプリを置くんだ。 「そうなるまでにどれくらい...