2014-07-09

木村一基史上最強へ挑戦

勝率クン、それが昔のアダ名であった。

長らく勝率七割をキープしていたのはただ二名、その一人が木村一基八段である。もう十年近く昔になるが、その彼が七大タイトルひとつである竜王へ挑戦する。相手は渡辺であった。

結果は四局全敗であった。あと一歩の対局もあったが、勝ち筋を逃してしまった。

少し時は経ち、いまから六年前から五年前。同じく七大タイトル一角である王座戦棋聖戦と挑戦に名乗りを上げた。相手はどちらも当時復調した羽生善治。もう一人の、そして現在勝率七割を誇り、かつて同時に七大タイトルを握った棋士である

まず、王座戦は三局全敗であった。木村タイトル戦では勝てないのか、そうささやかれ始めた。しかし五番勝負棋聖戦でようやく二勝一敗とリーチをかけた。その後二連敗で敗退したが、直後の王位戦にも挑戦権を獲得した。

深浦王位を相手にいきなり三連勝してリーチをかけた。しかしここから四連敗を喫してしまう。よほどこたえたのだろうか、木村は七大タイトル戦の舞台から五年も遠ざかってしまう。

時は流れ……

羽生は更に強くなった。棋士というもの普通、齢四十を過ぎればだんだんと勝てなくなっていくものである羽生はもう四十三であるにも関わらず、名人戦棋聖戦ライバルの森内に全七局を全勝で叩きのめした。

プロ棋士レーティングを算出しているサイトがあるのだが、もともと異様に高かった羽生レーティングは、今年更に急激に伸びて、前人未到の1999に達している。参入と引退のレート差があるので普通にしていれば上昇するものだ、という意見はあるが、二位から九位まで約50しか差がないのに、二位と羽生との差は150に届こうとしている。

木村も齢四十に達して、レートは1700台をいったりきたりしている。十強(専門的に言えばA級等)からも遠ざかっていた。

木村は粘りの棋風で知られている。(専門的には少し違うが)取られれば負けてしまう玉自身も果敢に守備へ参加する「顔面受け」は木村真骨頂である。また非常に解りやすい解説をすることでも知られ、解説名人との異名も持つ。

だが、それだけで終わってしまうのだろうか。

木村は再び、王位戦の挑戦権を獲得した。そして第一局、十一連勝中だった羽生王位相手に今日、実績差を打ち破るかのように勝利した。戦いが始まってからは、守りを固めるのではなく、攻めきって勝った一局だった。木村進化したのだろうか?

第二局は7/23~7/24に予定されている。

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注意:ド素人が見た印象で書いてるので内容は保証しません

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