■常識人になるには

　常識が無いとなぜ嫌われるのか、社会性にかけるからだ。

　なぜ社会性にかけると人格まで否定されるのか、社会によって人々が生きてるのだから社会規範に従えない人は他人に迷惑をかけるので人間性が低いと考えられるからだ。（まあ個人的には常識知らずのほうが遙かに人間味のアル人間なのでそういうのを否定する社会常識は人間性に欠けると思うが）

　では、どうやれば社会規範に触れずに行動できるのだろうか？

　①　社会規範にそった考え方を身につける（洗脳に近い）

　②　行動をしない。

　①ができないという人はいる。問題児とかがそうだ。問題児は実は彼にとっては非常に当たり前の行動をしてるにすぎないのだが、社会規範と完全にそっぽを向いた方向に興味や考え方が行っているため、彼にとっての自然な行動は問題行動となる。

　なので、そっぽを向いた考え方が自然な人は②の行動を小さくすることを選ぶ。

　どうやったら行動を小さくできるのか？

　他人を含めた外部環境を自分の一部だと思うのがいい。

　ある計画を１０人で行う場合に、AさんとBさんが動いている部分の問題はAさん、Bさんという外部環境に委託したと考えてみる。Aさん、Bさんは自分の一部なのでできるだけ気を使って時々手伝ったり機嫌をとったりするけど、基本的にノータッチ。彼らに動いてもらって自分は動かない。

　このように、他人が自分の一部と考えれば自分の行動は自然と他人依存になる。他人がいっしょにミスをすれば、それは集団の責任でアリ自分だけの責任ではないので問題行動になりにくい。また、自分だけで考えた自然な方向ではないので社会規範に触れる確率がものすごく減る。

　というか、社会常識というのはお金といっしょで、実態などない。実態などないが皆が信じることで世の中がスムーズに効率的に動いている。なので、社会常識を身につけて他人を自分の一部と考えて過ごすというのは、現代社会でお金を使って生活するくらいに文明的なことだ。

　ようするに、自分のタメに行動したりということを行わないという話になる。自分で野菜を作らなくても農家にお願いしてお金をだそう。自分で服を作らなくても服飾産業にまかせよう。

　ってのと同じで、社会性ってのを盾に他人と協調してしまう、できるだけ自分で動かない。もちろん社会通念と自分の考えが同じ方向を向いてれば自分で動けばいい。がしかし、そんなにうまくはいかない。こうべを垂れて生活するしかないのだ。

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