日本海側のとある地方にある、とある小さなベンチャーを退職した。
私はそこで6年間、PGとして働いていた。その末の、決断だった。
理由は、休日なしサービス残業しまくりの生活に耐え切れなくなったこと。
辞めようと決めたら、その日は薬も飲まず、酒も飲まず普通に眠れて普通に起きれた。
それからすぐに主任に退職の意志を伝えて、3週間後に退職することになった。
大きい案件のリーダーとして頑張っていたのだが、これも引き継ぐことになった。
一般的に、退職はひと月前に申請するものであるので、この点は会社に迷惑をかけてしまった。
そして先週その日を迎えたのだが、そこで言われた言葉を自分の中で咀嚼して飲み込むのにひと月かかった。
「最後まで使えなかったな」「次はコンビニででも働けば?買いに行ってあげるよw」「どうしようもないやつだな」
確かに仕事っぷりは駒か歯車かという感じだったけど、実際にそう見られていたのか。
なるほど、そりゃ扱いやすいと思っていた駒が突然、辞めたい、できるだけ早くやめさせてくれ、
なんて言い出したら、恨み事の一つや二ついいたくなるし、有給も全消去しちゃうよね。人間だもんね。
でも私だって人間なんです。ただの駒ではないんです。心があるんです。
周りの同僚だって同じです。なぜ彼らの前で、そんなことが言えるのですか?
彼らには、駒ではなく人として接してあげてください。それは高望みでしょうか?
これから先どうしようかな。もうどこで働いても疑心暗鬼になって会社を信じられなくなってそうで、怖い。
でも働かなきゃお金がない。実家のリフォームのローンを払わなきゃいけないし、日々の生活もあるし。独り身なのでそこだけは救いだ。