2014-01-14

全能感にあふれた「はてなーはいかに産後クライシスをハックするか

育児中の妻に殺意を抱かれないために、夫が気をつけるべきこと。

http://houta.hatenablog.com/entry/2014/01/12/202418

とりあえずコレなんだが、まあこういう事なんていうのは、小さい子供のいる家によくある。そりゃ旦那としてはどうにかして奥さんには気分よく過ごしてほしいわけだけれども、上手くいかない時だってあるわけで、お互いに「死ね」みたいなことを言い合いながらもなんとか切り抜けていくしかないわけだ。このブログに書かれてるように、細部を細かく書かないと伝わらない一方、細かく書きすぎると、こんな事ありえないわ、みたいなことを言ってくるやつがいから難しい。関係ないけど、はてなコメントしたりブログを書いてる子育て中の女性っていうのは参考にならん。子育てはてなは両立するはずがないのに、両立させている時点で特殊能力に恵まれた存在であることが容易に想像がつくと思う。

そんなことはどうでもよくて、驚くべきはブコメ。「こんな事してたら奥さんも怒るわ」などという、俺ならもっと上手くやれるぜ的なコメント。あのな、こうすれば奥さんが心地良く過ごしてくれるなんていうのは、後から答えを明かされると、なるほどってなるけど、その時では気づかなかったり、こうすれば良いんだろうなと思ってもそうできない状況ってのもあるわけ。それをブコメで偉そうに「こうすれば良い」なんてことをドヤ顔講釈たれるような連中は、たいてい奥さんにも同じようなこと言っちゃうんだよ。奥さんの失敗や思案している事に「じゃあ、こうすればいいじゃん。逆に聞くけど君はどうしたいの?」とか、「思ってる事があるなら、きちんと言ってくれないとわからないよね?」などとグイグイ追い詰めてしまうのが目に見えてる。それに淡々と答えられるのは、子育てはてなを両立させてる女性だけだぞ。

しか仕事でも出来るヤツと出来ないヤツがいるように、上手く問題を起こさな旦那だっていることだろう。ただ、「産後クライシス」という言葉が醸し出しているように、「え? この素晴らしい俺様になんで奥さんは激おこなの?」というこの、努力しても好転しそうにない危機的状況にじわじわと気づいてくるんだよ。「あれ、コレやばくね?」っていう。だというのに何だってはてなー」は全能感にあふれちゃってるんだ。俺ならもっとロバストシステムを構築できるみたいな。だからそうやってブコメでどーでもいい「ベビーシッターがどうたら」みたいなチャチャを入れてくるんだよ。いや、それ以前に「もっと良い嫁を見つけておくべき」「結婚したり子供を産み育てるヤツは情弱」などとしたり顔でコメントして何が嬉しいんだ。

しかすると、この全能の「はてなー」はまだ結婚したり子供を産み育てたりするよりは少し若い人たちなのかもしれない。慎重に相手を選んで、おかしなことをしなければ産後クライシスは確かに回避できるのかもしれないが、そんな能力があったら他に出来ないことないくらい難しい。みんな結婚して子供を産み育てるまでは、「俺ならぜんぜん余裕」くらいに思ってたほうが結婚、子作りに躊躇がなくて良いのかもしれないけど。

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