性同一性障害者(FTM)とラブホに行ったら入室を断られた話。
※FTM - Female to Maleの略。身体的には女性であるが性自認が男性。(wikipedia)
なんやかんやでラブホに行ったわけです。場所は駅周辺にラブホが5件くらいあるような都内のやや外れたところの駅。
行ったのはおっぱいのみ手術して無くなっているFTMと男性。FTMは外見的にも声を聞いても男にしか見えない、性器と戸籍以外はほぼ男。
ラブホテルに行く経験はお互い少ないけれど、まあ都内だし現代だから何も問題ないだろうと思って出かけた。この判断には以前一度新宿でFTMの人とラブホに問題なく入れた経験があったことも理由として挙げられる。
そしてラブホに行って、フロントで断られた。対面式の受付だった、部屋をお願いしたところ受付のおばちゃんが「えっ…あれ、お連れ様は…え、おふたりですか?男同士の方は…」みたいな対応。
ラブホでホモが断られることがあるとは言うけど、問題はホモかどうかではなくその人そのカップルがちゃんとしているかであり、現代においてそんなことはきっとないと何となく信じていた。なので断られてびっくりした。
しかし一緒にいたのはFTMであり女性と言えば女性であった(戸籍は女性のままだった)。男っぽい女性だって世の中いくらでもいる、男性同士ではないのだから気にする必要はないと考えた。「いちおう女です」と揃って主張した。すると受付はいぶかしがった「…え…何か証明するものとかあります……」。
そこで公的身分証を提示した、戸籍は女性であった。これで問題なく、ああ女性の方だったんですね失礼しましたとなると思った。しかし結果は「…え………いや、ちょっと…入室していただくわけには…」みたいな反応であった。びっくりした、ならなぜ身分証を求めたのか、好奇心で訊いたというのだろうか。ホモであるのがラブホで断られるのは汚れるからみたいな話を見た記憶もあって、女性であるなら何も問題はないと考えていた。そこまで求めて断るというなら、それは得体がしれないから断ったとでもいうのだろうか。
重ねて断られて粘ったり怒ったりはせず、結局は立ち去りました。しかし現代の世の中でしかも東京なんかもう差別意識は低く優しい人間社会だとなんとなく考えていた、それは過信だったなと思いました。
なおその後、別のラブホに行ったところ問題なく入れました。
ラブホの受付なんてやってる奴にまともなモラルとか倫理観とか常識を求めても仕方ないと思うには十分のエピソードだね
ちょっとまてよ、なんでFTMと男がホテルに入るんだよ。 それこそ、男同士、じゃねーかよ。