2013-11-13

サムスン移籍日本人技術者叩きに見る日本社会の病魔

週間ダイアモンドサムスンに貢献した日本人技術者を叩く記事を書いた。

曰く、彼らのおかげでサムスンは「日本技術」を飲み込んだらしい。

それに対し、ネット上では彼らを売国奴と罵る動きがあるとか。

おいおい

冗談はよしてくれよ。

これは日本社会のかかった深刻な病だ。

サムスンが取り込んだのは「日本技術」ではない。

日本技術者」だ。

この違いが理解できない人ばかりな現状に、呆れを通り越してなんだか笑えてくる。

技術は個人に帰属するものだ。

その優秀な技術者をどれだけ抱えているかでその国の技術力が決まるのだ。

元記事では単にサムスン給料を貰って発明をしたことを責めている。

もうため息しか出てこない。

おいおいおい

金を貰って働くことを責めるって、どういう発想だよ。

特許を取得できる発明をしたということは、それは「日本存在しない新しい技術」を開発したということだ。

日本人技術者サムスンで働いて取得した特許は「日本技術」ではない。

勘違いするな無能ども。

有能な人間を安月給で働かせれば、自分おこぼれが貰えたかもしれないと思っているのだろうが、恥を知れ。

流出したのは「日本技術」ではない。

日本の優秀な人材」だ。

その人材日本で働き続けていれば日本企業の物になったかもしれない特許を、みすみす韓国に買い取られてしまっただけだ。

そして、どの企業で働くかを選ぶのは技術者の自由だ。

北朝鮮じゃあるまいし、高い給料を貰える企業転職するなとは、どういう話だ。

自分は働かないで金が欲しいという、乞食根性丸出しではないか

発想としては兵隊などいくらでもいると思って優秀なパイロット特攻させた旧日本軍と同じだ。

戦前の人命軽視の姿勢現代まで脈々と受け継がれている。

旧日本軍特攻をしたり顔で批判してみせる奴が「日本技術」などと、あたか人間の介在しない国家特有の性質のように技術を考えるのが許せない。

サムスンが傾いても裏切り者を雇う者は居ないなどと言うが、日本を出てもやっていける事を知ってしまった彼らが日本に帰ってくることなど、もはや期待できないだろう。

自分が捨てられたのだということに気づかないまま、永遠に喚いていればいい。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん