2013-09-11

うつ病人間には何も声をかけるな触るな

 今日朝起きると身体が妙に軽かった。あんな寝起きをしたのは小学生以来だったと思う。

 寝ることで普通は1日がある程度リセットされるものだけど、仕事をしていた時は寝ても寝たという感じが一切しなかった。毎日が地続きって感じ。うつ病にかかってたんだよね。結局それで退職、療養。

 薬物治療も初めは苦しかったけど、徐々にそれもなくなってきてた。今日は重かった薬の副作用も感じなくて、薬の中にある良い部分だけが脳に優しく作用してくれている感覚がした。体が風呂上がりのようにほんわかしていて心地よかった。ああ、俺今治ってきているんだって思ってた。でも、親が「今日良い表情しているね。本当に仕事辞めてよかったね。毎日遅くまで働かされてあんな職場あり得ないね」って言った瞬間、身体が鉛を流し込まれたように重くなった。仕事の事がフラッシュバックして、閃光のように脳をずたずたしていった。

 寝起きに感じた爽快感なんかはもうどこにも残ってなくて、どんなに調子がよくてもそれは見せかけで、もう一生治らないんだっていう絶望感だけが残ってた。

 安定剤飲んで今は落ち着いて、日記を書けるけどね。逆に言えば飲んでいる時だけが動ける時間なんだけど。

 タイトルちょっと釣りだけど、やっぱり鬱病患者には声をなるたけかけない方がいいのかもね。声かけによって鬱病人間が立ち直る可能性は非常に低い。逆に元気づけようとした言葉負担になる可能性の方が高い。本当に触らぬ神に祟りなしだな。自分が祟る方になってこの言葉を言うことになるとは今まで考えてもなかったけど。本当はそういう言葉をかけてもらった時にありがとうって一言でも言えたら良いんだろうけどね。

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