ジョジョABS発売されましたね。そして今の日本市場にしてはかなり売れてましたね。
なぜ下がったのか、という部分については個人的にはどうでもいいのですが、
「中古を売った金で新作を買っているからゲーム市場にとって必要だ」
事実として「中古を売った金で新作を買っている人」というのは沢山いると思う。
ただ、それでも俺は中古市場を「存在するのは仕方ない」とは思っても「ゲーム市場に必要だ」とは思えない。
今回の現象を見ればそれははっきりわかる。
なぜ中古市場が暴落したか、まず一つ目の理由は「沢山売れた商品だから」だ。
大量に買う人がいればそれに比例して中古市場に流入するソフトの数も増える。
新作ゲーム市場に短期的な害を及ぼしているのは誰も否定はしないでしょう。
二つ目の理由は「売りが売りを招くネガティブスパイラルが起こったから」だ。
自分がいずれ売ろうと思っている商品の買い取り価格が暴落してると知ったら
焦るのは当然だろう。
そこで考えるのは、「中古買取価格が暴落すると必然的に販売価格も暴落する」という理屈を
殆どのゲーム市場顧客が理解していることによる「一旦手放して安くなってから買い戻そう」ということだ。
結果、売り急ぐ顧客が殺到し、ごく一部で始まった買い取り価格の暴落が全国に及ぶこととなった。
原因は何かというと、ゲハのネガキャンがどうのとか、ゲーム内の課金の仕組みがどうのとか
そういう上っ面の話ではないと俺は考えてる。
根本的な原因は、
「殆どのゲーム市場顧客にとってゲームはもはやフルプライスの価値が無いものに成り下がっている」
ということだ。
フルプライスから買い取り価格を差し引いた「実質支払金額」の分の価値しかないと、ほとんどのゲーム顧客が思っている。
そしてその価値は出来るだけ貶めた方が自分が得をする、ということも理解している。
こんな意識がゲーム市場を回すのに不可欠な存在になってしまっているんだから、そりゃゲーム市場落ちぶれますよ。