会って話したい
人間の住居で暮らし始める前に、掃除好きのあなたの基準を知れて良かった
何も言わずごめんなさい
テレビ、余計なことしてごめんなさい
あの人が私の人生にいなかったら、私はずっと叔父さんと暮らすのが一番幸せだったと思う
私は母を許せない父も許せない
というか、もう事は私の感情面だけの話ではなくなっていて
あの状況であんなことをしていた母と関わるのは、「私の家族」をいたずらに不愉快にさせるだけの行為になりました
叔父さんは叔父さんの判断で辛い中ああしようと思ったのですから、私は何も言うことはありません
けれども、何も伝えられずとも察して欲しかった。考えて欲しかった。
この私が、母に何の根拠も理由もなく売女と叫ぶだろうかと、泣き叫んで母を嫌がるにはよっぽどのわけがあるのではないのかと
理由もなくそんなふうにならない人間であるというくらいの信頼は、わたしたちの間にあったと思うんです
あのときの状況は異常事態で、私の方にそんな気を回す余裕が叔父さんにあったはずもありませんが、とにかく私はあの頃耐える事を諦めたんです
どうすれば完全に母や父と縁が切れるかを考えました
なので、叔父さん、叔父さんとも縁を切らないといけないと思ったんです
叔父さんは板挟みも嫌でしょうし母のこともきっと可愛いでしょう
祖母が私たち母子の不仲を知れば気を落として危ないかもしれないと、そういうことも心配するでしょう
なによりきっと、叔父さんはあんな母でも私よりは信頼しているか知れないから、逃げちゃいました
話すの面倒になったんです。叔父さん、頭っから聞いてくれないときあるでしょ。
今から思えば、血の繋がった人間の中で、叔父さんと祖母だけが私が社会に出て困らないように、人間として暮らしていけるように、という軸に沿って叱ったり教えたりしてくれたんです
叔父さんが父親なら良かったと思った
でも私は私の家族を裏切らない
叔父さんは私の母に全ての情報をきっと伝えてしまうから、会いにいきません
迷惑だけかけたまま、叔父さんには恩知らずとして生きないと、どうしようもならなくなっちゃいました。
子供でも作ってみたらそういうの全部無視して叔父さんにだけは会いたくなる気もしちゃってるけど、まだ数年後片付けがあるから作らないよ。
親の顔は見たくなる気全然しないけど()
叔父さん、私の知るあの家の誰よりも長生きするんやで。ほんとお願い。