2012-07-25

http://anond.hatelabo.jp/20120724143632

こちらこそ横入り失礼でした。

ちなみに、

過食症」は病気で、原因を見つけて対処していけば治療できるように、「もはや犯罪」とも言えるいじめも「病気扱い」することで解決できないだろうか。

まり、今までは「いじめられる側」にばかり、原因が求められてきたけれど、これからは「いじめる側」がどんな問題を抱えているのかを追究するようにできないだろうか。

犯罪者」をどういう風に更生させるか、については、たくさんの研究がなされているはずだ。それを応用して「いじめ加害者」を更生させることはできるんじゃないか

については、それは「発生したいじめへの対処」として一定有効方法とは思う。でも、あなた最初の書き込みで書いたとおり、それで「(病理としての)いじめ」がなくなる、ということはないよね。なぜなら、「(衝動としての)いじめ」が存在する限り、一人が改心しても次から次へと「いじめ」をする子どもは現れるから

個人的には、「今の閉塞した社会の中で、子どもらを更に狭い人間関係の中に閉じ込めれば、そりゃいじめも過激化(病理化)するわ」と思う。その意味で、高度成長期に育まれた「学校文化近代が生んだ「学校」というシステムのものの耐用年数が、もはや過ぎているのだと思ってる。これを次世代型の教育システム(たとえば、あなたが言っていたような、「逃げ場のある」「緩い」構造をもったもの)に変えない限り、もはや「(病理としての)いじめ」を、少なくとも今より減らすことはできないんじゃないかなあ。

……もちろん、いきなり全てを変えることは(人的な面もあり)難しいとは思うけれど、たとえば、クラス一斉型の授業が一週間の中心であるというスタイルを捨てて、小講座の授業をもっとやすとか、そんなことからでも今の教育を変えていくことはできるしね。

人間集団でいる以上、いくらかの軋轢は避けられないだろう。けれども、そういう緩く、逃げ場の多いシステムの中でなら、いじめられそうになっている子を狭い人間関係から逃がしてやることもできるし、いじめ加害者になりそうな子に、もっとマシな鬱屈の発散方法を与えてやることもできるかもしれない。

記事への反応 -
  • http://anond.hatelabo.jp/20120722092534 単純に「群れには序列が必要で、それを理解してない奴には制裁が必要」とただそれだけのことなんだ。 だから、その群れの序列が嫌なら、逃げるしかな...

    • 今のいじめが、昔と決定的に違うのは、いじめてるほうは「自分が何をしたいのか」がわかってないってことだ。ただ、むかつく。居なくなって欲しい。そこに「なぜ?」という問いか...

      • 似たような事を言っていたと聞いている とりあえず、あんまり関わりたくないが、止めようという意志がある人の最低限の言葉だね。もちろん、元増田が「いじめなんてするんじゃね...

        • 「いじめ」という言葉の定義が違うので、話が混乱してると思うよ。猿山のボスを奪い合う闘争を「いじめ」とは言わないが、ボスが若い雄を威嚇してたら「いじめ『ている』」とは表...

          • ありがとう。「過食症」と「食欲」のたとえが、とてもわかりやすかった。 そっかあ。そういうところをグダグダにしたから、わからなくなったんだね。 「もはや犯罪」と言えるような...

      • つうかこれが反論なのか。 いや、俺自身は誰が言っても正しいことは正しい、故に誰が言ったかでは無く 何を言ったかで判断するべき・・・ってのは原則として正しいとは思うけど、 ...

    • はみ出し者はいじめの対象になりえるかも知れないが、他にいじめの原因となる可能性を考えられていない点で不十分な考察である。 また、  >今のいじめが、昔と決定的に違うのは...

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