生活保護問題についての怒り、その総量と熱量に、なぜこれほどなのかと疑問を感じていた。そして↑こう思った。
不正受給といえば、生活保護だけでなく、亡くなった親を隠して年金を受給していた子供というニュースは記憶に新しいし、税金や保険・年金を掠め取ろうとする輩ってのは山ほどいる。『それらと比べての、生保に対しての怒りの熱量』への疑問である。
きっかけは、映画「Jエドガー」を観たことで、ドキュメンタリーの「アウトレイジ」とドラマ「グリー」がある点で繋がったことである。
この三つは『同性愛である自らを恥じ、隠す事によって、怒りが同じく他の同性愛者に向かう』という構図である。
(興味があれば是非ご覧いただきたい。)
戻って生保問題である。生活保護受給者は現在国内で約200万人、そして援助を断った親族親兄弟を入れればさらに数百万人になるのではないだろうか。
生活保護は恥という社会の中で、それを隠して自らを恥じる人達が、これだけ多くいると考えれば、この怒りの熱量と総量は納得ができる。
そして、その怒りの構図に、映画と同じく、哀しさを覚える。
※追記
生活保護不正受給に対しての怒りが、生活保護にも向かってる事について疑問。例えば年金の不正受給への怒りが、年金制度への怒りへと向かっていかないのは、年金受給に1/3の税金が投入されていても、恥じたり隠したりしてる人がいないからではないか。
補足。生活保護受給者はすべて、恥の意識の裏返しで生活保護をバッシングするという意味ではありません。
同性愛と同じく、「恥の意識とそれを隠すと、怒りに向かう」という構図について気づいた事です。
書きもらしましたが、かつて在日の女性教師に対して、怒りむき出しで、差別的発言で罵った男子高校生がいました。
その女性教師は咎めもせず押し黙ったままでした。あとで知ったのですが、彼も在日でした。その事も思い返しました。
例えば大阪市西成区では1/4が生活保護受給者です。その地域の小中学校では、このニュースに対してどんな雰囲気なんでしょうかね。
不正受給してる人間以外のすべての国民が怒ってるよ。 あと、明るみに出た人は不正受給してる人も敵に回したよ。
こういう人が本来必要な生活保護受給者を叩いて追い詰めて、餓死を推奨しているんですね、わかります
元気なら働いたら如何でしょうか?わかりませんか?
雇用条件の悪すぎるところでは働かない、という選択肢をとる人がいることによって、労働者の雇用状況の悪化を一定程度守っている面があるんだけどね。
元気でも働けるとは限らない。仕事はいつでもすぐに発生するとは限らない。日本企業は中途採用を嫌がる傾向が少なからずある。自分で商売を始めようにも、普通はそれなりに元手が...
そりゃあ今のご時世高卒とかみたいな低学歴や、忍耐力のなさそうで、何処の馬の骨とも分からない企業を転々としてる転職小僧なんて雇うわけないよね まあ、本人にとってそこしか選...
職場から追いだされた者あれば追い出した者あり。 だから生保受給者が存在する。