2011-06-22

http://anond.hatelabo.jp/20110622100924

またこのレベルから仕切り直しか、大変だな。

でも少しづつでも他の枝の議論が取り込まれてて、段々と良い意見になっていってるね。

特にこの辺り。

スリマイルチェルノブイリ福島第一と事故発生時の共通する要因として「完熟した作業員の不足・不在」が挙げられるため、

原子力事業において作業をするものは全て一定の有資格者とすることが望ましく、そのための組織設備を作るとか。

発電設備の電源規格の統一を政府(保安院)主導で行うとか、打てる手はまだまだある。

そしてこちらのほうに事故対応以上の資金が必要になるだろう。

もっと付け加えるなら、それらを維持するにも相応の資金が必要になるし、当然の帰結として(今回の事故と関係なく)原発は不当に安く提供されていたって話になるけれどね。


ところで。

ダム問題が、ダムの脅威から土地を追われる住民の)ダム闘争に切り替わっているのは、「国民が納得」に対応するためかな。

その話で行くと、線路や道路、高層建築でさえ、常に闘争は付きまとっているけれど、原発だって闘争はあったんじゃないかな。

そこにラインを引くと「みんなおんなじ」になってしまわない?


問題は、直接的に被害を被る人が反対するかどうかじゃなく(そりゃ反対するさ、しない方がどうかしてる)、

そうしたインフラに対して、社会存在を許容しているかどうか。

電車もそうだし、飛行機もそうだけど、事故があったからって「なくしてしまえ」とはならない。

水力発電や火力発電も同様で、痛ましい事故が起こっても、「なくしてしまえ」とはならないよ、「きちんと管理しろ」となるだけ。

原発への世論が、私のような一部の人間を除き「きちんと管理しろ」ではなく「なくしてしまえ」に傾いているとしたら、インフラそのものへの不安が期待される利便性を上回ったという事。

記事への反応 -
  • いや、受け入れていると思うよ。たとえ火力発電所に大事故があったとしても、「火力発電所の建設を中止しろ!」という動きにはならないと思う。 はい? 歴史知らなさ過ぎるだろ。...

    • またこのレベルから仕切り直しか、大変だな。 でも少しづつでも他の枝の議論が取り込まれてて、段々と良い意見になっていってるね。 特にこの辺り。 スリーマイル、チェルノブイリ...

    • 「火力・水力・原子力・自然エネルギー」とはなるが、「火力・水力・自然エネルギー」とはなりえない。 だから、現状の日本には原子力の安全性を一層高め、上手に付き合っていく...

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