「被災経験のあるあなたに訊きたいが、被災地に対して何かできることはないか」
と友人に訊かれたので、こう答えました。
まずは、呼ばれでもしないかぎり、絶対に被災地に行かないことです。
統制もとられておらず装備もなく訓練も受けていない「ボランティア」は
自衛隊は、食糧から水から燃料から寝具から、全て自前で用意して出動します。
完全に現場指揮に従うのであれば、
しかも生き地獄での救援活動に耐えうる技術と精神力を備えているのであれば、
行ってこればいいと思います。
何が不足しているかもわからずに送られてくるものは、千羽鶴と同じゴミです。
「着るものがないだろう」とボロを送られても馬鹿にされたと思うだけです。
「○が不足しているのでどこに送って欲しい」という呼びかけに応えるのであれば、
そして、ぜったいにこちらから安否確認の通信をしないことです。
安否確認などされても被災者には何の益もありません。
安否確認で電話することは、
通信が復旧しきっていない情況で、
災害復旧のプロってさ、あくまで“災害復旧”のプロフェッショナルであって、無能な善意者の裁き方は、基本的にダメダメなんだよね。 んでその災害復旧のプロは、まぁ口には出さな...