http://blog.livedoor.jp/ikiradio/archives/51416731.html
http://d.hatena.ne.jp/skicco/20100220/p2#
この辺をちょろちょろっと読んでみて、いい機会なのでこの一年でやっといてよかったこと、やっておけばよかったことなどを書いてみることにする。なぜ増田。特に意味はない。
一番は体調管理かな、と思っている。毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。毎日鏡を見て疲れていないかどうかチェックする。疲れている場合は、食事に気を使ったり早めに就寝したり、休みの日に運動したりして早め早めに対処する。とにかく体調を崩さない。何ができるわけでもないんだから、毎日いくことが大事。風邪をひかないことが大事。
体調管理にも多少かかわっては来るが、集中力は体力がないと持たないので定期的な運動は大切。社会人になると多少金銭的に余裕ができてきたり、飲み会が増えたりなどするので太ったり食生活が狂ったりして体調を崩しやすくなるけど、それを解消するために運動する。気分転換にもなるのでよい。散歩程度でもよい。
これも体調管理に関係してくるけれど、なれないことが続いてくると結構ストレスがたまるし、上記のとおり飲み会などで胃腸を壊しやすくなる。体が資本なんだから食生活には気を使うこと。
研修中は会社の組織や仕事に関して色々と説明されるが、まぁとりあえずそういうものかと受け入れて、インデックスを頭の中につくっておく。あとで必要になったらあの時にあんなことを言われた気がするがなんだったっけと調べたり、人に聞いたりすればよい。組織の動きなんてそれまで特に考えたり覚えたりなどしていないことなのだから、とりあえず受け入れる、索引をつくる、話を聞いたという記憶だけはとどめておく、でよいと思った。新人のうちは(?)わからなくてもだれかが親切に教えてくれる。何度も同じこと聞いたら嫌味を言われると思うけど、わかってないのにわかったつもりで勝手に何か間違ったことをやるよりはずっとよい。
わかってないのに勝手に判断しない。わかってないのにできますとか言ったりしない。できなくても職は奪われない。新人の仕事はわからない、できないと言うこと。どこまでがわかっていてどこからがわからないのか、きちんと相手に伝えることが大事。
学校で求められる質問力(と言うよりは回答力か)とは異なるので注意。自分をアピールするために質問するのはたぶんもっと後でよくて、ほんとうにわからないとおもうことをとにかく口にする。これってなんですか、それってどういう意味ですか、あれって何に使うんですか、何でですか、ってとにかく聞きまくる。わかってなくてあたりまえなんだから。後になればなるほど聞きにくくなる。あと、どこまでわかっててどこからわからないかについて説明する努力を放棄してはいけない。わかってないってこともわかってなかったりするけど、説明を受けた方はわかってないってことがわかってないなってのはまぁたぶんわかる、んじゃないかな…。
理解力はそこまでなくてもいい(いらいらさせない程度には必要です)。ふんふんなるほどと思いながら聞いてわからなくなったとこがあったら質問する。理解してるなってことがわかると相手も親切に丁寧に答えてくれるようになりやすい(ひとによります)。質問されるのが好きな人を見極めることもちょっと大事。
あとはどうでもいい雑談とかも意外に面白かったりするので聞いてみてるといい。えらい人や年上の人は訓示を垂れたがるけれども、誘われたらご飯一緒に食べに行ったりするようにしてると意外に面白い話をしてくれたりする。上司だからって避けない。上司と言っても家に帰ればただのお父さん。おっさん。親父。娘に近寄らないでと言われているかもしれない、と思ってみる。
ちょっと苦手だなと思ってる先輩の昔の失敗とか案外聞ける。そうするとあぁ先輩もいろいろと乗り越えてきたんだなぁ苦手だけど、という気持ちにはなる。相手に人間性を感じることが大事。相手に完璧性を求めないことも大事。
どうやればいいのかはあんまよくわからないけど、素顔が見えたりすると親近感がわくよね。嫌いだとか苦手だと思うよりはかわいいなと思う面や大丈夫かしら心配だわと思う面を見つけてみると何となく好きになれるようになる。気がする。
とにかくがんばらないこと。ある程度は頑張らなきゃいけないんだが、限度を越さないこと。どうせ大したことはできないんだからと開き直って、自分がいなくたって何とかなるんだ俺はお荷物なんだと思いながら毎日を過ごすこと。そして周りをよく見る。モノの流れとか仕事の動き方とか、あれを詳しく知っているのはだれかとか、話をしやすいのはだれかとか、あの人はあそこにものがあると不機嫌になるとか、誰かがなにかについて大激論してるとかをよく見ておく。視野を広く保つ。よく見ておくと、なにかやらなきゃいけないことがあった時にわりとスムーズに動けたりするし、誰かに何かを聞くときもあの時あの人がああやっていたんですけど同じようにすればいいですか?と聞けたりする。それが見当違いだったらたぶん教えてもらえるし、その通りならお互いにハッピーだ(教えるのは基本的にめんどくさがられるものだ)。ひとつのことだけに注力していて周りを見る余裕がないほど頑張らなきゃいけないなら、それは誰かにどうすればいいか伺いを立てた方がいい。たぶんとても非効率なことをしているはず。だって新人に割り当てられる仕事だもの、そんなに重大なことを割り当てられているはずがない。
特に人見知りの人は。
愚痴りあう仲間も大事。愚痴ってみて同じような愚痴を同期も抱えていたりして、ああ先輩も人間なのねと思ったりする。来年自分たちの下に入ってくる後輩に同じことしないように気をつけようと思えたりする。あとは人のふり見てわがふり直せとも。気の置けない、そして状況が似通っている仲間というのは意外に心強い。違う状況の人だと甘い!俺なんて!とか言われたりエントリでdisられたりするので気をつけよう。
どうでもいい趣味でもいいんだけど、その趣味の表現の仕方に関して少しこだわる。たとえば毎日料理を15分ぴったりで作ることが趣味ですとか、弁当の盛りつけが趣味ですとか、割とそういうくだらなくてお金がかからなくてすぐできそうなこと。ま、話の小ネタ程度に。意外に覚えられている。顔とか名前とかは覚えてもらえないが、どうでもいいくだらない笑える趣味と言うのはなぜか覚えていてもらえるものらしい。
結局いろんな職場があっていろんな人間関係があってこうだっていう一般論は言えないんだけれども、唯一一般化できるのは、毎日楽しく過ごすことかなと思ったりする。仕事がつらいものだとは思わないで、楽しくなるように工夫する。もしくは努力する。心に余裕がなくなると楽しむこともできなくなるから、心の余裕が持てるように体のメンテナンスをする。忙しくても楽しいと思うことはできる。それは充実感かもしれないし、達成感かもしれないし、単純に周りにいる人たちが好きだからかもしれないし、それはわからないけど、とにかく楽しいと思えることはとても大事だと思う。仕事一色でもいい。自分の時間を大切にするのでもいい。苦しい、辛いというのが楽しいを上回ってきたら疲れているし、余裕もなくなってきている。体も壊しやすくなる。そういうときはきちんと休息をとり、長い人生に対して備える。
楽しくする方法を考えるのも一計、辛さをとりあえず耐えるというのも一計、やめるのだってまた一計。自分が辛い、しんどいと思うことに対して目をそらさないこと。何がつらくて何が苦しいのか、なぜなのかをよく考える。それは回避できるのかあるいは解決できるのか、問題を切り分け対処法を考えてみること。案外どうでもいいところで辛いと思ってるかもしれないし、ある一時を過ぎれば解放される予定になっているものもある。
何もできない、大したことはまかせられていないと呑気に構えて、わからないことは聞く、やるべきことはゆっくりでいいからきっちり丁寧にやる、一人で判断しない、忠告は素直に聞いてやってみる、失敗したら謝る。けどもらった仕事は一生懸命やる。でもその仕事は大した仕事じゃないってことは理解しておく。自分のやったことがどの位置にある仕事なのかってのをいつも考えておく。
何割できてるかなぁ…はぁ…
「死にたい」って友達に漏らしたらきっと叱ったり励ましたりしてくれるだろう。でも「そっか、死ぬほど辛いんだね」とは誰も言ってはくれないんだ。嵐はもうとうに過ぎたし、今の私の生活はなんの変哲もなく、特段困ったことにも直面していない。すっかり回復したと、誰もが思っている、あるいはそう思おうとしてくれている。
でもダメだ。死にたい。失った物が絶対に戻ってこないだけでなく、思い出さえもむしり取られるような仕打ち。自分には生きる価値なんてないと思い知らされた。彼らがそういったからとうだけでなく、それを跳ね返すことができないから、私には生きる価値、生きる力がないのだ。
明日なんて来ても何も変わらない、私が変わろうとしてないからだなんて知ったような言葉もうこれ以上聞きたくない。朝、目が覚めたら頚や顎がかちかちに凝っている。眠っているあいだじゅう歯を食いしばっているからだ。そんな朝もういやだ。安定剤も眠剤も飯みたいなもんだ。
マスクをつけているとニヤニヤした顔を隠せるのでとてもありがたい。
私は街中で嬉しかったことや恥ずかしかったことを思い出してニヤニヤすることが多い。
これまですれ違う人にきもいと思われていただろう。
だがマスクがあれば私がどんなにニヤニヤしようがヘラヘラしようが鼻水垂らそうがヨダレ垂らそうが問題ないのだ。
逆に言うと街中でマスクをつけてるあの人やこの人、奴らは素顔を隠してニヤニヤしている可能性がある。
今日は友人との面白かった会話を思い出して思うさまニヤニヤした。
素顔と表情を隠せる安心感はすごい。
土曜の午後という多くの人が見ている時間帯に、地上波中継で「わかりやすいゲーム」で
勝てた事の意味というのはとても大きかったと、日本チームの勝利に心から酔いしれた。
ただ、Twitterなんかを見ていると、素人の自分でもいくつか答えられそうな話題があったので、ちょっとそれらをまとめてみようと思う。
(技術、戦術については、それっぽく話す事もできるが自分には無理)
ラウンドロビン後半戦に向けて、観戦者にとって何かの足しになってくれれば幸い。
(2/23 多くの皆様にお読みいただきありがとうございます。お礼を兼ねて続きを書きましたので、よろしければご覧ください。)
ずいぶん話題になったあれだが、別に意味もなくかっこつけて「Yeeeeees!」と叫んでいたわけではない。
ハウス(サークル)の中央に、その後ろにある石を弾いて散らす事なしに自分の石を持ってくるには、
投擲時の力(ウエイトという)を弱めにして、スイープ(ブラシワーク)で距離を調節しなければならない。
「Yes」というのは、石の進路を掃いて距離を伸ばすためのかけ声で、弱めのウエイトであそこまで
石を伸ばすには、通常2人で行うスイープを3人にして、さらにいつもよりもハードに行う必要があった。
(中国女子チームは、必要とあれば4人全員でスイープする。これは見どころのひとつ。)
であればこその、「激しくスイープしろ」という意味の指示を、自分がスキップになったつもりで
行っていたのであって「近年のテレビ的な過剰なキャラクターづくり」「我を失った絶叫」というわけではない。
各局のテレビ報道、今日のスポーツ新聞なんかを読んでも、その辺に触れた記述はなかったのが残念だった。
「Yes」「Yeah」「Yap」が「スイープしろ」(ストーンをまっすぐ、遠くまで)
「Clean」が「ごみ、ほこりをはく程度の軽いスイープ」(髪の毛一本でストーンはあらぬ動きをする。)
「Whoa」が「スイープするな」(ストーンのウェイトが強い、あるいはもっと石を曲げたいとき)
「Hurry」が「全力スイープ」
となる。だいたいどの国も英語のコールをするけど、これから日本が試合をするロシアはロシア語のコールをする。
「Hurry」は小林源文の漫画の読者ならおなじみの「Давай」(ダヴァイ)になる。
これも別に装っているのではなくて、カーリングというのはそうしなければならないと要求するもの。
世界カーリング連盟のホームページにある「THE RULES OF CURLING(PDF)」の冒頭には
「The Spirit of Curling」というのがある。ルールブックの冒頭にあるくらいで、ルールの上位概念というか、
法律に対する憲法のような存在だと理解すればいいだろう。これを引用する。
Curling is a game of skill and of tradition.
A shot well executed is a delight to see and it is also a fine thing
to observe the time-honoured traditions of curling being applied in the true spirit of the game.
Curlers play to win, but never to humble their opponents.
A true curler never attempts to distract opponents, nor toprevent them from playing their best,
and would prefer to lose rather than to win unfairly.
Curlers never knowingly break a rule of the game, nor disrespect any of its traditions.
Should they become aware that this has been done inadvertently, they will be the first to divulge the breach.
While the main object of the game of curling is to determine the relative skill of the players,
the spirit of curling demands good sportsmanship, kindly feeling and honourable conduct.
This spirit should influence both the interpretation and the application of the rules of the game
and also the conduct of all participants on and off the ice.
日本カーリング協会の公式訳や、Wikipedia日本語版の訳などもあるが、こういうのを置いておくとid:dankogaiが嬉々として訳しそうな気もする。
ともあれ、ここで述べられているのは「カーリングの伝統」であり、これは「守るべきもの」として謳われている。
その中に「A shot well executed is a delight to see」とあり、「Curlers never to humble their opponents」とあり、
そして「This spirit should influence the conduct of all participants on and off the ice.」とまとめられて
いるからには、「マイナースポーツとしてのカーリング」を解説する上で、そこから外れた態度を取る事はありえない。
あれは小林さん個人の信条やスタイルというのを超えて、「あのスタイルでなければカーリングの解説にはならない」、
「あの解説スタイルそのものがカーリングのメタ的な解説である」ということを示しているわけだ。
個人的に、ゴルフとよく似たこの「プレイヤー自らが審判である」という意識は興味深い。
同じスコットランド発祥のスポーツ、スコットランド人の気性と関係するのだろうか。
長野五輪で日本男子チームが多少注目されたのを覚えている人がいるかもしれないが、男子はもちろんやってる。ただ、日本代表が出てないので放送してない。
#ちなみに長野の時のスキップ、敦賀信人さんは今でも現役のカーラーで、日本カーリング協会強化指定チーム「Iceman」のスキップ。
#当時は少年の面影が残る20歳でしたが、今では立派な漁師の貫禄が身につきました。
ただ、NHKはインターネット中継で男子の準決勝(26日)と決勝(28日)を生中継してくれるので、興味があればぜひ。
男子と女子の差は、ストーン投擲時のウエイトの強さと、スイープの強さにはっきりと表れる。
つまり、膠着した場面をハードヒットで打開できる可能性が高いので、より積極的かつ攻撃的なゲームが見られる。
トリノ五輪男子決勝でカナダのマーク・ニコルスが見せたショット。石を二つ動かして目的のストーンをテイクアウトし、
かつその他の石を動かさない、これは単に力を乗せるだけではダメで、コントロールが必要になる。
このウエイトを乗せかつコントロールすることが女子では難しい。
バンクーバー五輪の日本対イギリス戦の8エンド、イギリスサードのジャッキー・ロッカートの1投目を小林さんが
09年男子カナダ選手権で、カナダ男子最高のスキップ、グレン・ハワードが見せた一投。
やや長いので、時間のある人向け。上の動画のグレン・ハワードのチームと、チームハワードと並び立つカナダ屈指の強豪、
ケヴィン・マーティンのチームの対戦。バンクーバー五輪には、チームマーティンがチームハワードを破って出場している。
けっこうこの疑問は多いんだけど、いくつかの観点から答える事はできる。
まず、昔の全日本女子バレーチームのように、日紡貝塚や日立の強さが抜けているような状態なら、
単独チームをそのまま代表にしたほうがチームの熟成の意味では優れている。
ただ、個人的にはこれは皮肉だなと思うのだけれど、チーム青森はもちろん単独チームではあるのだけれど、
ある意味では「選抜代表チーム」であって単独チームの強みを活かした熟成があるのかというと、個人的にはちょっと、
と見える部分がある。
カーリングにおける熟成というのは、それこそ10年単位のものなのであって、2002年のソルトレークの日本代表だった
「シムソンズ」も、彼女たちが中学生のときに結成された10年来のチームだった。
トリノ五輪時のチーム青森が、どん底に落ちそうになりながらも復調したのは、シムソンズ以来の長い信頼が、
また、長年にわたって「シムソンズ」「チーム青森」の最大のライバルだった「チーム長野」(Pictic)にしても、
これも最終的には10年以上の長きにわたってひとつのチームを組み続けたというのが大きい。
そこへいくと、今のチーム青森は、最大でも目黒萌絵と本橋麻里の5年であって、後のメンバーはトリノ五輪後の加入。
そんなにチームとしては熟成されていない。
もちろん、他の国内チームとは比べものにならない手厚い支援体制の下、長期の合宿も組んで補ってはいるけれど。
チーム青森の「選抜チーム」としての特徴は、あまり年の離れていない複数のスキップ経験者がひとつのチームに
なっているというところにある。これがなかなかチームとしての意思決定に大変なところがある。
とりわけ、トリノ後の最初の一年は、ほとんどキャリアに差がなく、嗜好する戦術がそれぞれ全然違う目黒、本橋、
山浦麻葉の3人の息が合うのにかなり苦労した。
スキップの目黒のショットのときには、副スキップの本橋がショットの目安となる位置を指示するのだけれど、
それが二人で相談したときと全然違う場所に指示をするものだから、慌てて目黒がもう一度コートを逆戻りして
再確認して無駄に時間を浪費したりとか、そんなことを世界選手権の試合の中でやったりしていた。
その辺はだいぶ改善されてはいるのだけれど、今でも目黒と本橋の息があってるかといえば、必ずしもそうじゃないような。
本橋の投擲の時に、スイーパーに対する指示が目黒と本橋で正反対のことがしょっちゅう試合中にある。
これは、実況を見ているときに注意してみると面白いと思う。
スイーパーも困るだろうと思うが、当然ながら目黒に従うわけで、そしてだいたい目黒があってる。
ちょっと話はずれたのだけれど、かように高レベルの選手になればなるほど、チームとして熟成させるのは難しい。
スコットランド(イギリス国内3協会では最強の協会なので五輪ではイギリスとして出てくる)は世界選手権では
選抜チームを組むのだけど、大会中に息が合わなくて選手が帰国して残りの試合を3人で戦った事もあった。
(ルール上は認められている)
だから、同年代の選手で組むときは10年以上の長い信頼関係を結ぶか、若くて優秀な選手を入れるときは
圧倒的なカリスマを持ったベテランと組む、というのが強豪チームの常。
チーム青森はこのどちらでもない、「常設チームながら選抜チームっぽい」ところが面白いのだけれど、
つまりサッカーのような代表チームを組まないのはこのため。
実はこの疑問に対する答は共通で、要するに「エリート選手として競技を続ける環境が日本にない」ということに尽きる。
2005年から今年までの6年間で、女子カナダ選手権を4回優勝、1回準優勝し、世界選手権で金1、銀1と、
現在のカナダ最高のカーラー、ジェニファー・ジョーンズのチームが初めてカナダ選手権を取ったときの、その最後のショット。
wikipedia英語版の彼女の項目では「The Shot」(カーリング史上最高のショット、くらいの意味だろう)と書かれている。
#恐ろしいのは、このチームが五輪代表選考会で敗退してしまうカナダの層の厚さなんだが。
さて、この見目麗しいスーパーカーラーJJの職業は弁護士だ、と聞くとなんだその漫画に出てきそうな嘘っぽいキャラクターは、
と思うんだけど、だいたい強豪国の女子選手は、収入のある自営業であることが多い。
地域社会におけるスポーツクラブ単位での活動ということも合わせて、そういう時間を自己管理できる職業だからこそ、
カーリングにおいて技量を磨けるということはあるのだろうけど。
ひるがえってわが国のことは今更説明するまでもないけれど、アマチュアスポーツのエリート育成は学校の部活動と実業団スポーツに
頼ってきた中で、マイナースポーツのカーリングを支援する企業などこれまであるわけもなく、就職したり結婚したりすれば必然的に
女子選手は第一線を退かざるを得なかった。
ソルトレーク五輪のあとで、シムソンズが20代半ばのカーリング選手としてはまだまだ青二才の年代で解散を余儀なくされたのもそのためだった。
ちょうどその頃、多分に偶然ではあったのだろうと思うけど、2007年に世界選手権をやるということになった青森市が、
どうせやるなら地元から、ということで、シムソンズの中で現役続行を希望した小野寺と林を引っ張ってきた。
カーリング競技を行う事を前提として職を得る、と言う事自体が当時としてはとても珍しい事だったのだけれど、
それにしても「青森市の嘱託職員」という立場の二人の月給は、およそ月給と呼べる額ではなかったらしい。
そんな環境でさえ、まだ恵まれていたといえるのは、ライバルのチーム長野(Pictic)を見ればわかる。
こちらは、「就職も結婚もあきらめて」アルバイトで生計と強化費を捻出して、五輪出場権をかけてチーム青森と
長年にわたって戦い続けてきたわけだ。
とくにトリノ五輪の後は、職という安定した身分でも強化体制の違いでも青森に圧倒的な差をつけられながら、
それでも互してきたこと自体が奇跡的ではあるのだけれど、最後には息切れしてしまった。
(結局チーム長野は、中心となる3人に加えた、4人目のメンバーを固定できなかった。これが大きかった。)
ともあれ、今のチーム青森は、「エリート選手としてカーリング競技を行うこと」を前提として職を得られた、
自分の知る限りにおいて日本女子では初めてのチームではないかと思う。
(もちろん、実業団単位で組まれた女子の強豪チームもあったけれど、「仕事のウェイトの大きさ」が圧倒的だった)
天才少女が、カーラーとして全盛期を迎える30代半ばから後半まで、ひとつのチームを組み続けたまま、エリートとして
競技を続けられる状態自体がこれまでなかったということ、それが日本チームが欧米のチームに比べて圧倒的に若い原因である。
今、技術や戦術面で、素人ながらに見ていても海外のチームと比べて足りないように見える面があるとするなら、
それは競技生活と練習にかけてきた時間の差でもあるのかもしれない。
そして、だからこそこういう環境のある青森に、北海道から選手が来る。
もっとも、だからといって、北海道が選手を取られてばかりで手をこまねいているとか、青森県が他県から
引っこ抜いてくるばかりかというと、そうではない。
北海道では、一年間通して使える専用カーリング場が2012年に、初めて札幌市にできる。
北海道で、大人の女性が職を得ながらカーリングを続けようと思えばやっぱり札幌が一番有利だし、
その札幌に専用のカーリング場ができるのは、これは北海道のカーリングの悲願でもある。
青森県は、本橋が在学していた明の星短大を有する明の星学園が、青森明の星高校にカーリング部を作っているし、
まだまだ歩みはゆっくりだけど、ジュニアからの強化を図っている。
やっぱり、いずれは青森県のカーリング場で育った選手をチーム青森に入れたいんだろうね。
(追記)
目黒と山浦の二人が青森県下で有数の企業に入り、近江谷が高卒で非常勤ながら市役所勤務というのは、
官民一体の就職支援といえると思う。
30近くなって青森に加入した石崎に、これも契約社員ながら職が斡旋されたというのも、近年の就職事情を考えれば
やはり支援の賜物だと思う。
#チーム青森のメイクがきれいなのは、木浪学園の指導と支援によるもの。のはず。
本橋のNTTLSとの契約は今年の6月まで。彼女は実質的にプロカーラーと言っていい立場。契約は延長されるのだろうか。
トリノの後もそうだったんだけれど、カーリングがあれだけ露出していたのに、それが普及・強化につながらないのは、
トリノの後で「カーリングを体験してみたい」という問い合わせが施設に殺到して予約半年待ちなんていうニュースが
少なくとも、通年で使える専用のカーリング場というのはまだない(上記の札幌の施設は、その意味でも大きい)。
#岡山や福岡で、共用ながら通年カーリングができるというのは意外のようにも思う。
なんでまあ、「実際にプレイする」のは一番だし、なにより楽しいのだけれど、いかんせんまず場所がないし、
上手くなるのに練習が必要なのに練習もろくにできない、となると、なかなか草の根の強化は難しい。
となると、まずはお金なのかなあ、手っ取り早いのは。
チーム青森単位でも、日本協会単位でも、いろいろ募金をつのってはいるので、調べてみてください。
五輪以外でも世界レベルの試合を見てみたい、という人もいるだろうね。
海外遠征中のチーム青森の試合なんかも、有料だけどストリーミング配信で見たりする事ができる。
#と言いたいところなんだが、日本のテレビ局が放映権を買うためにリージョンブロックがかけられる。
#日本戦でさえ全部放送しないんだから、解放しろと思うんだけど。
生で見たいとなると、3月6日から10日まで北海道北見市常呂で今年の日本選手権が男女共催で開催される。
簡単に行ける場所ではないけれど、北海道・オホーツク観光を兼ねて行ってみてはどうだろう。
チーム青森の帰国後国内初戦だしね。
本当の意味で日本女子のカーリングの強化、ということになると、チーム青森に互す実力と体制を持った
チームが複数出て、国内で日本リーグを毎年行えるくらいのことができればいいんだろうけど、それは
ここ数年レベルでは望み薄。これまで青森と覇を競ったチーム長野も、代表決定戦の敗戦以降は
活動しておらず、少なくとも日本代表を狙うような活動は当面休みっぽい。
だけれども、女子に関してはジュニア世代でチーム青森を追うだろう優秀なチームが複数あるので、それを紹介したい。
(カッコ内は全国大会に出てくるときのチーム名)
2009年度の日本カーリング協会強化指定チーム(B代表相当)で、2009年日本選手権準優勝。
バンクーバー五輪代表決定戦にも進出し、BS-TBSでも取り上げられた目下一番の注目株。
スキップの吉村紗也香さんがかわいいと、そっちでもちょっと話題になったりする。
今年の3月で常呂高校を卒業した後は、4月から全員が札幌国際大学に進学してカーリングを続行。
北海道を拠点としてチーム青森に並ぶ強豪チームを作ろうという北海道の期待も背負う。
同じ常呂の同じ高校3年生でも、全国に名前を売ったのはこちらのチームが早かった。
2006年、中学2年の時に日本選手権に出場すると、予選リーグではチーム青森に続く2位。
決勝トーナメントではチーム長野に完敗して3位に終わったけれど、小さい身体で大人と互角以上に
渡り合い、テレビカメラの前でも物怖じせずに話す肝っ玉とか、個人的には期待していた。
高校に入ってからはWINSに抜かれた感じもあったけれど、それでも常呂町のリーグでは
海千山千のおじさんカーラーの中で上位に来るように、実力はある。
今日まで開催されていた北海道選手権でも優勝したし、地元開催の日本選手権でWINSとどちらが上位に来るか楽しみ。
昨年12月の日本ジュニア選手権では上記WINSを破って優勝し、今年2月の高校選手権でも優勝。
毎年軽井沢で開かれるアジア唯一の国際競技大会「軽井沢国際」には今年ジュニアながら
日本代表として出場して4位。
ちょっと力みすぎているというか。セックスを頭で考えすぎるというか。
あなたは、「彼女を気持ちよくしたい」という気持ちが強い、いい奴なのかな。
あるいは、「女をイかせなければ男じゃない」というような、ちょっと古風な人なのかもね。
「気持ちいい?」とか、「痛くない?」とかさ。
彼女が正直に答えるかはわからないし、答えてもあたなが真に受けるかはわからないけど、
一浪でもう少しで国立入試控えてる者なんだが、アドバイスください。PC閉じて勉強しろってのは今は簡便してくれ。
現役時代より確実に頭が良くなったのは確信できるんだが、自分が目指してるランクに達してなくて
日東駒専しか今のところ受かってない。他の入試結果も9割ぐらいの確率で落ちてると思う。いや落ちてると過信できる。
去年と比べて世間からすれば毛が生えた程度にしか頭良くなってないと思われるだろうけど、昔の自分の現状からしてみるとかなりできるようになった。
今年浪人して何すればいいかとか、何しちゃいけないとか、自分の駄目な所とかたくさん気づいた。
だからもう一度浪人したい。もう一度機会を作って自分を試したい。だけど、自分を応援してくれていた周囲はどう思うんだろうか。
周囲に対してどう説明したらいいんだろうか。正直に「成績が上がらなかったからもう一年やる」って言っても
もう一度俺を応援してくれるんだろうか…。一年で期待に応えられなかった俺に…。
キレイな下着つけて準備してたのに
何もされずに彼氏寝ちゃったぜ・・・。
寂しい~~~~~~~!!!!!
早く彼氏がわたしのバディーに
大興奮してチンコ充血させちゃうところが見たい・・・。
しゅごキャラの場合は「性的な視線を向けられた子供(=被害者)」がいないだろ。
お前がどういう人物かは知らん(子供か大人か、男か女か)が、被害者のいるケースとそうでないものを一緒に扱うのは話の筋がよろしくない。
おそらく「自分が見て不快なのは同じだから一緒に叩く」ということなんだろうけど、小四のケースに説教してんのは「(被害者)がかわいそうだろ!」というタテマエがある。しゅごキャラ云々にはそれがない。
10年後に同じ事をあなたは言えなくなっているよ。
抱えないよ、俺はトラウマなんて。
俺なら、えー、そうかなぁ、やっぱりー。と照れておく。