http://blog.livedoor.jp/ikiradio/archives/51416731.html
http://d.hatena.ne.jp/skicco/20100220/p2#
この辺をちょろちょろっと読んでみて、いい機会なのでこの一年でやっといてよかったこと、やっておけばよかったことなどを書いてみることにする。なぜ増田。特に意味はない。
一番は体調管理かな、と思っている。毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。毎日鏡を見て疲れていないかどうかチェックする。疲れている場合は、食事に気を使ったり早めに就寝したり、休みの日に運動したりして早め早めに対処する。とにかく体調を崩さない。何ができるわけでもないんだから、毎日いくことが大事。風邪をひかないことが大事。
体調管理にも多少かかわっては来るが、集中力は体力がないと持たないので定期的な運動は大切。社会人になると多少金銭的に余裕ができてきたり、飲み会が増えたりなどするので太ったり食生活が狂ったりして体調を崩しやすくなるけど、それを解消するために運動する。気分転換にもなるのでよい。散歩程度でもよい。
これも体調管理に関係してくるけれど、なれないことが続いてくると結構ストレスがたまるし、上記のとおり飲み会などで胃腸を壊しやすくなる。体が資本なんだから食生活には気を使うこと。
研修中は会社の組織や仕事に関して色々と説明されるが、まぁとりあえずそういうものかと受け入れて、インデックスを頭の中につくっておく。あとで必要になったらあの時にあんなことを言われた気がするがなんだったっけと調べたり、人に聞いたりすればよい。組織の動きなんてそれまで特に考えたり覚えたりなどしていないことなのだから、とりあえず受け入れる、索引をつくる、話を聞いたという記憶だけはとどめておく、でよいと思った。新人のうちは(?)わからなくてもだれかが親切に教えてくれる。何度も同じこと聞いたら嫌味を言われると思うけど、わかってないのにわかったつもりで勝手に何か間違ったことをやるよりはずっとよい。
わかってないのに勝手に判断しない。わかってないのにできますとか言ったりしない。できなくても職は奪われない。新人の仕事はわからない、できないと言うこと。どこまでがわかっていてどこからがわからないのか、きちんと相手に伝えることが大事。
学校で求められる質問力(と言うよりは回答力か)とは異なるので注意。自分をアピールするために質問するのはたぶんもっと後でよくて、ほんとうにわからないとおもうことをとにかく口にする。これってなんですか、それってどういう意味ですか、あれって何に使うんですか、何でですか、ってとにかく聞きまくる。わかってなくてあたりまえなんだから。後になればなるほど聞きにくくなる。あと、どこまでわかっててどこからわからないかについて説明する努力を放棄してはいけない。わかってないってこともわかってなかったりするけど、説明を受けた方はわかってないってことがわかってないなってのはまぁたぶんわかる、んじゃないかな…。
理解力はそこまでなくてもいい(いらいらさせない程度には必要です)。ふんふんなるほどと思いながら聞いてわからなくなったとこがあったら質問する。理解してるなってことがわかると相手も親切に丁寧に答えてくれるようになりやすい(ひとによります)。質問されるのが好きな人を見極めることもちょっと大事。
あとはどうでもいい雑談とかも意外に面白かったりするので聞いてみてるといい。えらい人や年上の人は訓示を垂れたがるけれども、誘われたらご飯一緒に食べに行ったりするようにしてると意外に面白い話をしてくれたりする。上司だからって避けない。上司と言っても家に帰ればただのお父さん。おっさん。親父。娘に近寄らないでと言われているかもしれない、と思ってみる。
ちょっと苦手だなと思ってる先輩の昔の失敗とか案外聞ける。そうするとあぁ先輩もいろいろと乗り越えてきたんだなぁ苦手だけど、という気持ちにはなる。相手に人間性を感じることが大事。相手に完璧性を求めないことも大事。
どうやればいいのかはあんまよくわからないけど、素顔が見えたりすると親近感がわくよね。嫌いだとか苦手だと思うよりはかわいいなと思う面や大丈夫かしら心配だわと思う面を見つけてみると何となく好きになれるようになる。気がする。
とにかくがんばらないこと。ある程度は頑張らなきゃいけないんだが、限度を越さないこと。どうせ大したことはできないんだからと開き直って、自分がいなくたって何とかなるんだ俺はお荷物なんだと思いながら毎日を過ごすこと。そして周りをよく見る。モノの流れとか仕事の動き方とか、あれを詳しく知っているのはだれかとか、話をしやすいのはだれかとか、あの人はあそこにものがあると不機嫌になるとか、誰かがなにかについて大激論してるとかをよく見ておく。視野を広く保つ。よく見ておくと、なにかやらなきゃいけないことがあった時にわりとスムーズに動けたりするし、誰かに何かを聞くときもあの時あの人がああやっていたんですけど同じようにすればいいですか?と聞けたりする。それが見当違いだったらたぶん教えてもらえるし、その通りならお互いにハッピーだ(教えるのは基本的にめんどくさがられるものだ)。ひとつのことだけに注力していて周りを見る余裕がないほど頑張らなきゃいけないなら、それは誰かにどうすればいいか伺いを立てた方がいい。たぶんとても非効率なことをしているはず。だって新人に割り当てられる仕事だもの、そんなに重大なことを割り当てられているはずがない。
特に人見知りの人は。
愚痴りあう仲間も大事。愚痴ってみて同じような愚痴を同期も抱えていたりして、ああ先輩も人間なのねと思ったりする。来年自分たちの下に入ってくる後輩に同じことしないように気をつけようと思えたりする。あとは人のふり見てわがふり直せとも。気の置けない、そして状況が似通っている仲間というのは意外に心強い。違う状況の人だと甘い!俺なんて!とか言われたりエントリでdisられたりするので気をつけよう。
どうでもいい趣味でもいいんだけど、その趣味の表現の仕方に関して少しこだわる。たとえば毎日料理を15分ぴったりで作ることが趣味ですとか、弁当の盛りつけが趣味ですとか、割とそういうくだらなくてお金がかからなくてすぐできそうなこと。ま、話の小ネタ程度に。意外に覚えられている。顔とか名前とかは覚えてもらえないが、どうでもいいくだらない笑える趣味と言うのはなぜか覚えていてもらえるものらしい。
結局いろんな職場があっていろんな人間関係があってこうだっていう一般論は言えないんだけれども、唯一一般化できるのは、毎日楽しく過ごすことかなと思ったりする。仕事がつらいものだとは思わないで、楽しくなるように工夫する。もしくは努力する。心に余裕がなくなると楽しむこともできなくなるから、心の余裕が持てるように体のメンテナンスをする。忙しくても楽しいと思うことはできる。それは充実感かもしれないし、達成感かもしれないし、単純に周りにいる人たちが好きだからかもしれないし、それはわからないけど、とにかく楽しいと思えることはとても大事だと思う。仕事一色でもいい。自分の時間を大切にするのでもいい。苦しい、辛いというのが楽しいを上回ってきたら疲れているし、余裕もなくなってきている。体も壊しやすくなる。そういうときはきちんと休息をとり、長い人生に対して備える。
楽しくする方法を考えるのも一計、辛さをとりあえず耐えるというのも一計、やめるのだってまた一計。自分が辛い、しんどいと思うことに対して目をそらさないこと。何がつらくて何が苦しいのか、なぜなのかをよく考える。それは回避できるのかあるいは解決できるのか、問題を切り分け対処法を考えてみること。案外どうでもいいところで辛いと思ってるかもしれないし、ある一時を過ぎれば解放される予定になっているものもある。
何もできない、大したことはまかせられていないと呑気に構えて、わからないことは聞く、やるべきことはゆっくりでいいからきっちり丁寧にやる、一人で判断しない、忠告は素直に聞いてやってみる、失敗したら謝る。けどもらった仕事は一生懸命やる。でもその仕事は大した仕事じゃないってことは理解しておく。自分のやったことがどの位置にある仕事なのかってのをいつも考えておく。
何割できてるかなぁ…はぁ…