「金剛砂」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 金剛砂とは

2022-04-02

寿司ってえのはもっと楽なもんだ

https://anond.hatelabo.jp/20220331202909

こだわりがある増田無用アドバイスかもしれないが、色々難しくし過ぎているきらいがあるので指摘させてくれ

 

まず包丁だが、文化包丁洋包丁タイプの握り手のステンレスが欲しいが材質の表示がテキトーで不満なんだよね?

だったら鋼材名で検索すればいいんだ。「V金10号 柳」で検索してみてくれ。v金10号は武生特殊鋼製の刃物用鋼材で一般的なやつだ。

モリブデンバナジウム鋼とか表示されるのはちゃんとした刃物鋼かどうか不明から手を出さない方が良い。工具鋼を使っている場合もある。

Amazon検索性は酷く、緒元もちゃんとしてないしメーカー品番も書いてない場合もあって込み入った買い物には向いてない。検索で引っかかったメーカーダイレクト販売刃物から買う方がいいと思われる。

近かったら浅草かっぱ橋に行くのもお勧めだ。今は外国人が少ないので丁寧な接客説明が期待できる。

 

次に、刃持ちや研ぎやすさをHRC硬度だけで判断してるのはちょっと違う。

ステンレスというのは鋼よりHRC硬度は落ちるが、粘りがあるんである。故に加工が難しい。

これは研ぎでも然りで、鋼は結構サクサクと研げるのだがステンレスはなかなかカエリが出ないという事になる。つまり鋼は元増田が考えているよりも研ぎやすい。

研いだ直後のステンレスの切れ味は鋼に劣るが、この粘りのせいで長切れする。切れ味がちょい落ちた状態がずっと続くって感じ。

から純鋼の白紙の方が切れ味は落ちやすい。こういう特性に持久力を与えたい時はタングステンクロムを添加する。これが青紙だ。

自分は青紙包丁研いだことがないのだが、これは研ぎにくいはずだ。

 

次に錆びの問題だが、これも難しく考えることはない。いちいち油塗布したり油紙巻いたりとか調理現場ではやっていない。

どうするかというと、新聞紙一週間分くらいをまとめて折ってダンボール箱に入れたり輪ゴムで縛って、そこに洗った包丁をぶっ刺しておくのだ。

または少年ジャンプとかチャンピオンとかの安手の紙質の漫画雑誌でもいい。

すると水はザラザラした紙に吸われ、油性インク包丁に付着して錆びないのだ。(インクで指が汚れたりするだろ?)

高級料亭などでなければどこでもこういう扱いをしている。

 

和包丁の柄の腐りや汚れも買ったものをそのまま使わずに、アマニ油オリーブ油を塗布し、ふき取ってから使うと汁も吸い込まないし腐りも発生しない。

これはサラダ油などではダメなので注意して欲しい。酸化重合して固まるからだ。アマニ油オリーブ油は重合しないのだ。

 

この異常に安い、4桁円で買えるが白1鋼という包丁

は見た目は悪いが使いやすい。特に黒皮が付いたままの安い鋼包丁は切ったものが剥れやすいし、切れ味落ちたら直ぐにガシガシ研いで、研ぐのも簡単だし、数年で八寸の柳が五寸や四寸ぐらいになる。高級料亭などでなきゃ料理屋で使われているメインはこれだよ。

 

すし飯の扱いは間違ってると思う。

すし飯は炊き立てじゃなきゃ酢を吸わないが、その後一度常温になるまで置いておくと粘度が高くなる。すると粘度は安定して握りの最初最後では水の量が違うって事もなくなる。その前に握っても形を保持しない。

から粗熱を取るだけじゃ不十分で常温程度まで十分放置する。でも冬などに放置しすぎると粘度がまた落ちて味も落ちてしまう。

 

粗熱取りも団扇でどうこうって言われるが、めんどくせえことしないで扇風機で冷ましちゃった方が早い。

表面の粗熱が取れたらひっくり返すように返してまた放置。手早く冷ました方が美味い。

この時、扇風機ホコリが飛んで飯に付着すると食中毒になるので扇風機掃除してから使う。

鍋でご飯炊くときに水分量間違えて焦がしちゃう人いるじゃん?あれも途中で蓋開けるなっていうのを愚直に守ってるからそうなるんで、蓋開けて水分見て補充しながらやれば味は落ちるが失敗しない。難しい事して失敗するより成功経験積む方が大事。だからすし飯も扇風機でいいんだよ。

 

以上の訳でお櫃の保温性っていうのは必要が無い。温度が高いすし飯なんか酢でむせちゃうだけだよ。

 

あと、血合い骨の処理で毛抜きが出て来ないのも疑問。これも難しく考えずに毛抜きで抜いちゃえばいいやん?

身が柔い魚だとボロボロなっちゃうけどね。

 

牛タン刺身っていうのもかなりおいしいよ。柳で薄く切って山葵醤油がひじょうに合う。

牛タン生食リスクがあるけどね。

 

鋼の包丁の事ばかり書いたけど、ステンレス包丁も持ってないとダメだよ。

包丁ででチルド状態の魚の身を切ると細かく刃こぼれしてしまう。直すには荒砥から研ぎ直さないといけないので大変だ。

 

砥石は面が面一(つらいち)が必須なので面直し砥石必須だ。実は包丁研ぐので一番面倒で大変なのはこの面直しだ。兎に角面倒なので金剛砂とかもあった方が良い。ない場合はクレンザーを使う。

 
ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん