ちょっと違う
子供は夫に押し付けて養育費も払わないという前提なら離婚したって自分一人で生きていくのは容易いし再婚もしやすい
逆に子供を押し付けられた夫は育児負担が全部自分にかかるのに妻の収入が無くなり
「子供をネグレクトせず真面目に育てる気があるなら」思うように仕事が出来なくなって収入も減るし
実際子供に責任を感じている父親が(離婚ではなく死別が多いが)シングルファザーになると
仕事が思うように出来なくなって困窮するケースはよくある
残業も出張も一切できない、子供の体調悪化で頻繁に突然仕事を休み、そうでなくても行事だなんだでよく休む人間が
そんな縛りは一切なく好きなだけ仕事が出来る人間と同じ評価を得られるわけがない
「残業も出張もありまくりで休めない代わりに収入が高い仕事」に就いていたとしても、残業も出張もなく休みやすいが収入は低い仕事に転職を強いられる
後者は所謂マミートラックってやつだが父親だとしても別に変わらない
元増田は育児負担は育休期間だけで済むと勘違いしているが実際はそこから縛りは十年以上続くわけだ、真面目に育児するならな
世のシングルファザーがシングルマザーより裕福なのは、シングルファザーだとしてもそこまで子供中心の人生など送る気がなく
つまり「子供への責任を感じている側」はどうしても仕事が思うように出来ず収入が得られず
「子供への責任を感じておらず、子など捨てても平気な側」は前者より高収入を得やすい
しかも「子供への責任を感じている側」は、仮に離婚しても自分の収入だけで生活出来るとしても
シングルでは子供に手をかける余裕がなくなり子供の成育環境が悪化する、相手の収入がなくなると教育費が減って満足な教育を受けさせられない、などと考え離婚を躊躇する
勿論DVなどあるなら逃げる方が優先になるが「性格が合わない」程度なら子供の為に我慢するわけだ
でも「子供に責任を感じない側」は我慢する必要がない、子供などどうでもいいのだから
となると「子供に責任を感じない側」は「子供への責任を感じている側」を脅す事が出来る
「自分の言うことを聞かないと離婚して子供を捨ててやるぞ?」と
で、「子供に責任を感じている側」は子供のために「責任を感じない側」の機嫌を取り続ける事になる
そうして「子供に責任を感じている側」は子供という弱みを「責任を感じない側」に握られて自分の人生も握られる事になる
で、世の夫婦の大半は夫=「責任を感じない側」で妻=「責任を感じている側」である、というだけで
勿論世の中には逆の夫婦もあり、夫が「離婚したいけど妻がいないと子供の人生に支障が出るから我慢」と考え離婚を躊躇する夫というのも存在はする
ただ逆より少ないだけだ
このリスクを減らしたいのなら「シングルでも子供の養育に支障が出ないような制度を作る」ことだ
それなら子供を脅しの材料にするような配偶者などいなくても満足な育児が出来るようになり、「子供に責任を感じる」親のリスクが減る
大体にして「子供に責任を感じる」人ほど「責任が取れないから子供は生まない」となりがちなのだから、この責任を軽く出来ればいいのだ