2024-01-02

ヘリコプター災害デマ真実

報道ヘリは救助の妨げになるという話がある。

それをデマだと広げるのがトレンドらしい。

これは実際のところデマ7真実3と言ったところだ。

まず阪神淡路大震災ときの話になる。

これが一番のデマ元だろうか。

阪神淡路大震災とき電車高速道路などが寸断された。

日本中が知りたい震災の状況を把握するにはヘリしか無かった。情報大事だ。

もちろん救助隊も同じ。ヘリで向かっている。

ヘリ騒音が酷く瓦礫の下からの声が聞こえなかった。マスコミが酷い』

という話題もあるが、マスコミだけではなく救助のヘリもあったゆえの爆音とみて良い。

そしてこの阪神淡路大震災のころはマスコミと救助ヘリの高度のルールが無く、同じように低空飛行していた場合も見られる。

阪神淡路のころは、と言ったように阪神淡路大震災以降は高度が分けられている。マスコミはかなり高いところで撮影することになった。

また報道ヘリができる支援方法についても議論されるようになった。

新潟中越地震が起きたときにもマスコミヘリは叩かれた。

まずもって毎日新聞記者一同が被災地に乗り込んだら逆に救助ヘリに助けられたという話があり、マスコミの印象は最悪だった。

そして報道が連日ヘリ飛ばし続けたので、住人たちの休息時間が削られ怒られることになった。

その後、福知山脱線事故が起きる。

この世間空気福知山脱線事故現場でもマスコミヘリは引き継ぐことになった。

でもまぁ確かに地震でもないし範囲も狭く、最初の一報以外四六時中ヘリを飛ばす必要もなかっただろう。

ドクターヘリ報道ヘリこちらも長期間騒音に悩む場所になってしまった。

色々と学んできた報道ヘリも、東日本大震災で真価が問われることになる。

警察連携し要救助者の場所を教えることに一役買ったのだ。

が、ここでも予想外のことが起きていた。

ヘリは救助がほしい人を映しながらスルーする映像生放送で流れたのだ。

直接の人命救助までは難しいので仕方ないが視聴者はたまったもんじゃない。助けてくれ!なにをやってるんだマスゴミは!という声も必然だろう。見てたこっちだって冷静じゃ無い。

まぁでもここで一応マスコミヘリ有用性みたいなもの議論されたのだが、これを無に返したのがそう。

熊本地震だ。これも新潟中越地震の再来だった。

被害場所限定的で、広域的にヘリを連日飛ばす必要もなかった。

残るのは騒音トラブル。数日間眠れないほどだったらしい。

ただおそらく新潟中越地震ときよりは音も小さくなっている。

ヘリの音は昔よりも少し静かになっているし。まあそれでも煩いか。ピリついた状況の中では被災者たちも我慢ならなかったのだろう。キレられた。

さて今回。

範囲がまぁまぁ広いのでヘリ必要だと思う。

ただ建物倒壊が多い。家族を掘り起こそうとしたらヘリ騒音が聞こえて…みたいなことが起きればまあマスコミヘリはまた叩かれるだろう。

思うのだがこの情報TV局は大々的になぜ言わない?

NHKでこれは救助用にも使うヘリですとか、実況すればいいじゃん。

まりにも批判に対して無防備なんだよなぁ…。受信料払ってやろうって人も増えるかもしれないのに。

言わない美徳か?やめちまえそんなもの

ヘリ救助発展のためにも業界はもう少し練ったほうがいいと思うのであった。

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