2023-12-27

叔父に裏切られ、叔父を裏切った人生

少し自分語りになる。特定されぬ様少しフェイク入れる。


俺は叔父会社で働いていたんだが、俺には親が早くに亡くなり居らず、

叔父も実子が居ない為、何れは俺に後を継いで貰う、と常々言ってくれていた。

両親を亡くし孤独となった俺を親代わりに育ててくれた叔父を、父の様な存在だと思っていた。



会社の方で大きなプロジェクトに取り組む様になり、俺もそれなりの大役を任された。

もしこのプロジェクト成功すれば、名実共に俺を叔父の跡継ぎにしてくれると約束してくれた。


しか叔父は、良くも悪くも「実利」「効率」よりも

「(会社としての)体面、矜持」「社会的な意義」等を重視する人だった。

また、自身が一番働くタイプトップだった為、部下らにもハード労働を半ば悪気なく強いていた。

ブラック残業で部下が潰れて討ち死に状態になっても「(会社としての)大義の為ならば仕方が無い」というスタンスだった。

昔はそんな一本筋の通った叔父尊敬もしていたが、叔父懐刀となって働く内、段々疑問が芽生えてきた。

「本当にこれで良いのか?」と。

付いてくる同僚、部下達を、会社大義の為に使い潰して良いのかと。


疑問は確信に変わり、従来のやり方を革新する方向でどんどん仕事を進めて行った。

同僚、部下の配置は適材適所

競争相手である外資系企業は強引な商売をする事もあったが、

それを逆手に取り更にこちらが有利になる様に取引を進め、相手企業利益シェアを削り、こちら側のシェアを増やして行った。

人心掌握術、営業、切った張ったの駆け引き等、やれる事は時には強引に何でもやった。

そうして、ようやく自社がシェアに大きく食い込み、プロジェクトの成果も目に見えて上がってきた。


しかし、叔父は俺のやり方を認めず「邪道」「真っ当な道に反する」と反対した。

だが俺も、叔父が今まで切り捨てて来た部下の為にも、このプロジェクト成功させないと必死だった。

叔父との対立は激化していき、部下らにも知られる程ともなったが、とある相手企業との取引において、

相手企業の知り得た内部情報を上手く活用し、内部での混乱に乗じる形で取引を有利に進めた。

それが遂に叔父逆鱗に触れ、俺は後ろから撃たれる形で叔父会社を追い出された。


不幸中の幸い、俺に付いて来てくれる同僚・部下達もおり、

後で彼らと新たに集めた仲間で会社を立ち上げ、

叔父と時には対立、時には協力する形で、他社としてプロジェクトを進めて行った。

そして…叔父と、叔父会社の悲願だったプロジェクト成功したが、俺の強引なやり方のせいか

叔父の真っ当な仕事人としての名誉は穢れてしまった。叔父意気消沈し、自ら責任を取った。

結果的に、俺は叔父に引導を渡してしまった……



今は俺も会社を畳み、フリーランスの様な仕事で糊口をしのぎながら、

小さいながらもマイホーム趣味を細々としてささやかながら楽しく暮らしている。

元部下で、今も仲が良く俺なんかの世話を焼いてくれている女友達もおり、孤独でも無い。


しかし、今でも思う、もし俺が積極的に行動しなかったら、叔父主導のプロジェクトは失敗に終わり、会社悲惨な事になっていただろう。

叔父引退したが、会社は残り今でも残った者達だけで頑張っている。

だが、親父代わりだと本当に思っていた叔父を追い込み、叔父は息子だと思っていた俺に引導を渡された。

俺はこの先、何を思い生きていけば良いのか……

叔父への贖罪の為、自らも身を持ち崩すべきか。

それとも、細やかながらも家庭を持ち、静かに暮らしていけば良いのか。


こんな日は午前6時眠れなくて、朝方まで考えても、答えは出ない……

  • 投稿時間に合わせるためか、最後だけ書き換えてるのな。 何を書いても構いませんので@生活板96 https://kohada.open2ch.net/test/read.cgi/kankon/1602321839/188

  • イエエエエエエイ!!!空ッ前ッ絶後のォッ!!!!!!!超絶怒涛のピン増田!!!!! 叔父に裏切られ!!!叔父を裏切った人生!!!!

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