2023-07-02

今のオタクアイマスU149みたいな「非現実的バケモノ達の圧倒的強さの観覧」しか受け入れらないのだろうか

人並みに悩むアイドルアニメが受け入れられない時代になった。

等身大人間を描いたアイドルアニメは「この程度で悩んでんじゃね―よ」「脚本都合の鬱とかいらねーんだよ」と言われてしまう。

もはやアニメアイドルにウジウジと普通の悩み方をするのなんて許されないんだ。

成長、それも絶対的肯定するしかない成長の糧とする悩みしか視聴者求めない

愚かで人間臭いから悩むのではなく、無限に成長する可能性を秘めた怪物から、どこまでも高みを目指しそれ故に自分の至らなさと何度でも向き合う、その過程の悩みだけがある。

鬼滅の刃の炭治郎が口にした「強くなるほどに自分の弱さがよく分かる」という号泣

今やアイドルアニメで許される弱さはそれだけだ。

普通人間がするような躓き方は許されない。

強者強者故に壁に当たり、強者であるが故に素早く乗り越えまた強くなる。

その強さだけを見ている。

努力する姿を見せるのがアイドルであるとその昔誰かが言っていたが、その努力レベルが凡人と同じでは許されない。

無限努力してなお更なる強さを求める姿をオタクアイドルアニメに求めているんだ。

バケモノじゃなければ存在価値はない。

人生が本当に2周目の超常的存在や、常人なら人生を3周しても得られない精神性を持った小学生のような、絶対的で圧倒的で完璧で究極の存在でなければ「アニメアイドル」たり得ないわけである

恐ろしいものだな。

どっかのアニメで「神アイドル」という言葉があり、それが本当に天上の世界に挑む存在になっていたが、まさにそのレベルじゃなければアイドルアニメアイドルじゃないんだよ。

等身大人間を描く場所としてもはやアイドルアニメは相応しくない。

からWUGは失敗に終わった。

まり、この現象は10年以上前から既に始まっているってことだ。

オタクの考える「アイドル」の姿はいつの間にかそういったモノになり、それが一過性ブームで終わらず定着したってことだな。

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