2023-06-03

ポリコレあれこれ

黒人女優を起用したリトルマーメイドが性懲りも無く物議を醸している。

米国では某ネズミ会社を筆頭として、数年前から多種多様人種を起用した映画作品の展開が続いており、しばしばファンの間で話題になっているが、中でも既存キャラクター人種を変える今回のようなパターンでは特に炎上揶揄が起きやすい。

しかもそういった取組がその人種から支持を得られているかというとそう単純な話でもないようで、ゼンデイヤの「私は白人ウケの良い黒人発言にあるように、見た目上で人種の置き換えを行なったところで、民族性無視されている、ゆえにポリコレとしては片手落ちであるというメンドクサイ議論もあちらでは巻き起こっているらしい。(まぁハリウッド映画で散々コレジャナイ日本人を見ているので気持ち分からんでもない)

ブラックパンサーが大ヒットしたように、最初からエスニシティを前面に押し出しキャラクターないしヒーローを新たに打ち出せばいいようにも思えるが、どういうわけかアメリカという国はキャラクターコンテンツ新陳代謝が悪く、ディズニーのようなクラシックからアメコミのようなサブカルまで、何十年も同じキャラを擦るという特性がある。(というかブラックパンサーも60年台から擦られ続けている)

加えて、さまざまなインタビューを見るに、どうもあちらの女性には「◯◯姫になれなかった」ルサンチマンがあるらしい。リトルマーメイドで言えば、肌の色ゆえにアリエルになることを諦めた少女達がいるというわけだ。それは確かに良いことではないが、そもそもプリンセスという古い類型に囚われる必要もないのではないか、という方向性議論寡聞にして知らない。なぜならアメリカコンテンツ古典があまりにも強すぎて、新しいキャラクターが生まれてもヒットするのはごく限られた一部しかなく、よって過去に目を向けるしかないわけである

古典が強すぎる環境、②プリンセスルサンチマンという2つの要素が組み合わさることにより、「じゃあ人気のある既存キャラクター人種を変えよう!」という判断を下しているのが今のアメリカにおけるエンタメジャイアント達なわけであるが、これは結局のところ古典を別な方向から強化しているだけで、今この時の自分達を肯定するメッセージとは似て非なるモノだ。

ようするに現在主流のポリコレというやつは同じ理想像再生産をしているだけであり、全ての人種リトルマーメイド映画を作れないように持続性がないのである

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